最終日のしあわせ
投稿遅くなってしまいすみません!
昨日の代わりに本日投稿です!
「ふぅ…こんなものかな?」
僕は今日のお昼御飯を作って呟いた
今回は普通のお弁当だ。おにぎりに卵焼きや唐揚げ、あとは、野菜を使った料理。
僕だってずっとやってたら慣れてくるよ…
おかずは皆でつまめるよう、複数のタッパーにそれぞれ少し多めに入れた
残ったのは朝ごはんとして出せばいいよね♪
「ママ、朝ごはん出来たよ」
「わかったわ、パパを呼んでくるわね」
と、いいママはソファーから立ち上がった
ママは僕がご飯を作ってる間くつろいでいた…普通逆じゃないのかな…
僕はそんなことを考えながら配膳を始めた
◆ ◆ ◆
僕がご飯を食べ終わってから数十分後に奏たちがきた
昼御飯を作るのに時間かけすぎちゃったかな?間に合ってよかったけど
で、いまは四人でバスに乗って移動している
「ねぇ奏、どこに行くのさ」
「うーん…ルナの驚いた顔が見たいから教えられないな」
驚いた顔って…そんなこと言うんだったら絶対に驚いてあげないよ
「環ちゃん知ってる?」
僕は隣に座っている環ちゃんに聞いてみる
「ごめんね?ルナちゃんに言うなって奏さんに言われてるから…でもルナちゃん喜ぶところだと思うよ」
えー?僕が喜ぶところ?どこだろ…僕が好きなもの…あっそういえば部屋のぬいぐるみがだんだん増えてきたな…って僕は男だって!いまは女の子だけど…
ああ、もうこの考えやめっ!
「…宏樹君は何か知ってる?」
「…言えない…けど…楽しみ…」
ん!?僕と宏樹君が楽しめそうなとこ!?
「うーん…わかんないから、身を流れに任せろってことかな」
「ルナ、もうすぐだぞ」
ほら、時間も迫ってるし
◆ ◆ ◆
「え?動物園?」
「え?嫌だったか?」
えーと…嫌ってわけじゃなくて意外だったから
「えー?ルナちゃん喜ぶと思ったのに」
「環ちゃん…僕そんなに子供じゃないよ…」
「…子供じゃ…なく…ても、楽しめ…る…」
それはそうだけど…子供みたいには喜ばないよ?
◆ ◆ ◆
「はぁ~♪かわいい」
僕は動物ふれあいコーナーでうさぎを愛でている
なに?わるいですか?
「はぅ~♪もふもふだよ~♪」
僕はうさぎのかわいさにとらわれていた
「(ほら、喜んでるぞ)」
「(そうだね…奏さん、これって写真撮って大丈夫?)」
「(大丈夫だ…俺も撮る)」
ん?なんか奏と環ちゃんが話してる…
クイックイッ…あっモルモットが近くに…はぅ♪かわいい
僕は周りを気にせず楽しんだ
◆ ◆ ◆
僕たちは動物園の近くにある公園でお昼御飯をたべる前に
奏が突然
「じゃあ、ルナのお弁当食べたら解散な」
「え!?なんで!?」
「えーと…入るとまたルナちゃんがふれあいコーナーから一歩も動かないからじゃないかな?(…それはそれでかわいいからいいんだけど♪)」
環ちゃんが言った。最後の方聞こえなかったけど
「うーん…わかったよ…」
あーあ…結構楽しかったのに
「そういえば、宏樹君は何してたの?」
「…これ…とってた…」
宏樹君はゾウとかオラウータンの写真が少しと大量のうさぎとモルモットの写真を見せてくれた
あっ…僕のせいであんまり撮れなかったよね
「…今日の…目的…は、達成…」
あれ?そうでもなかったのかな?
奏は…おいといて、環ちゃんは何してたのかな?
「あっ、私も写真撮ってたから楽しかったよ」
あっ、それならよかったよ
「えとっ、そろそろ食べる?」
僕は持ってきたお弁当を出しながら聞いてみるとみんな食べるそうだ
「おいしい♪ルナちゃんお料理上手になった?」
「え?そうかな?でもありがとう」
言葉ではそっけなく言ったけど結構嬉しいな♪
それから四人で帰ったけど家についてからは頬の緩みをこらえられなかった
( )のなかはルナには聞こえてません。一応ここで補足しておきます
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