ゴールデンウィーク~小牧奏編~
今日は奏が遊びに来る日だ
「んー…奏まだかな…」
約束の時間まではあと10分ぐらいあるけど、なんだか待ちきれないんだよね…なんでだろ
「マンガ読んで待ってよ…」
僕は一旦部屋にいってマンガを取りリビングに戻った。今読むのはほのぼの系のマンガだ。絵柄もかわいいしお気に入りなんだよね♪
「…気分じゃない…」
僕はそういい、マンガを戻しにまた、部屋に行った。そして、またリビングに戻って来て
「…もうそろそろ来るかな?…」
時間を見る、あと5分あるけど、奏ならそろそろ来るはず…
ピンポーン
あっ!来た!
「いらっしゃい奏」
「おじゃまします…ルナ、なんか久しぶりだな」
「え?…あー、そうかもね…」
だから、そわそわしてたのかな?
僕はそんなことを考えながら奏を部屋に連れていく
「えと…奏、なにするの?」
僕、なにも考えてなかったんだけど…
「ああ、これを一緒に見ようかなって」
奏は僕に2つのDVDを見せてきた
「?これ、なんの映画?」
「見てみればわかるさ」
見てみればって…そりゃそうだろうけど
「ていうか、映画見るならリビングじゃないとみれないよ?僕の部屋テレビないから」
「じゃあ、移動しようか」
そう言って奏は動き出した
リビングに着き僕は奏が持ってきたDVDを見れるように準備する
えっと…DVD2つあるけどどっちでもいっか、たぶんどっちも見るんだし
「奏、準備できたよ」
「ああ、ありがとう…俺が持ってきたやつだから俺がやってもよかったのに…」
「あっ、奏始まったから静かにね」
僕は集中して見たいタイプなのだ
◆ ◆ ◆
映画が終わるとお昼時になっていた
「奏、お昼御飯何がいい?」
「え?あー、何でもいいのか?」
「僕が作れるのだったらね。それとも、いらない?」
「要ります!要ります!えーと、オムライスとかは!?」
オムライスか…いいけど、子供っぽくないかな?まぁ、奏がいいならいっか僕もわりかし好きなほうだし
「うん、わかった。すこし待ってて」
僕はキッチンに向かった
◆ ◆ ◆
「お待たせ、はい、オムライス」
僕は奏にオムライスとケチャップを出す
「あ、ありがとう…ケチャップって…」
「?ケチャップ?自分でかけていいよ?」
「…ルナにかけて欲しいんだが」
えー、めんどくさいけど仕方ないな…
「わかったよ…じゃあ、普通にかけるよ?多くても文句いわないでね」
僕はてを伸ばしてケチャップを取ってかけようとしたが、すこし遠くてかけずらい…
「奏、ちょっとごねんね」
「え?」
僕は奏の隣に移動した。
え?なんで奏退けないの…まぁ、いいか
僕はそのまま奏に近づいてケチャップをかけた
あっ、近づいただけで、くっついてはいないからね。すこしくらいはあたったかもだけど…
「奏、かけたよ?ってどうしたのさ」
僕はさっきから動かない奏に声をかけた
「っ!なんでもない、ありがとうルナ」
「え?あっ、そう、ならいいけど…」
あの反応だとどこかに旅立ってたよね…意識が
もしかして眠い?うーん…わかんないな…
「そういえば、ルナ、さっきの映画怖くなかったか?」
「え?さっきのホラー映画?怖いと言うより面白かったよ」
映像の中だからね…実際に追いかけられた記憶がある僕には大したことないよ、もともとホラーは得意なほうだったのもあるけど
「そ、そうか…」
奏はなぜか残念そうにしている
「もしかして、僕が怖がるの見たかったの?残念だったね、今の僕に怖がるものなんてないのだよ!」
ふふんと胸をはると、奏の方からパシャッって音が聞こえた
「ルナのどや顔珍しいな、まぁ、ルナはいつでもかわいいけどな」
「写真とるな!それにかわいいって言われても嬉しくないよ!」
「はは、かわいい、かわいい」
「ん~、もう!オムライス要らないなら捨てるよ!」
「ああっ!ごめんごめん、食べるから」
そう言って奏は僕の手からオムライスをとった
僕の身長だと奏から物を取るなどほぼ無理なのはわかってるよ
僕も目の前のオムライスを食べ始め…あっ、ケチャップかけてなかった
「奏、ケチャップ取って」
「おう」
奏はケチャップを持った腕を伸ばしてきた
僕がそれを取ろうとするとすこし引いて取れなくする
もう一度取ろうとするとまただ
「奏~!?」
「ごめん、つい」
そう言って奏はケチャップを僕のそばにおいた
「もう!ついでひとをからかわないでよ…」
僕はオムライスにケチャップをかけながら言った
あっ、オムライス自分でつくってなんだけど普通でした
◆ ◆ ◆
「奏、これからなにするの?」
2つの映画を見終わって僕は奏にきいた
「んー、いつもどうり一緒にゲームでもするか」
「わかった、ちょっと待ってて」
僕は部屋にゲームを取りに行って戻った
「これでいいよね」
僕が持ってきたのは有名な対戦格闘ゲームだ
「ああ、いいぞ」
「じゃあ今準備するから」
僕はすぐに準備に取りかかる
「ルナ、ゆっくりで「おわったよ?」…速くないか?」
え?普通の速さじゃないかなこれって
「ああ、じゃあ、やるか」
「うん、そうだね」
僕たちはゲームを始めた
◆ ◆ ◆
「うー、何で勝てないのかな…」
「それは、ルナが弱いからだろ」
「…一回まけたくせに…」
「あれは、集中が途切れたからだ。それにルナのせいだろ?」
「うっ、そうだね…」
10回対戦して、一回勝てたけどそれは僕の腕が奏にあたっちゃったからなんだよね…でも、男だったときは腕があたっても全然問題なく勝ててたのになんでかな?
「あっ、そういえば明後日ってゴールデンウィークの最終日だよな」
「え?うん、そういえばそうだね」
「その日に環と宏樹入れて四人が遊ばないか」
ああ、宏樹君が言ってたやつか
「うん、いいよ。どこで?」
「あー…集合場所ここでいいか?」
「?いいけど…集合場所ってどこかいくの?」
「それは、明後日のお楽しみだ」
奏は教えてくれない
「うん、わかった楽しみにしとくよ。じゃあ、また明後日ね」
「おう、じゃあな」
今日は前に戻った気分になった
行き当たりばったりなので投稿遅れています。
すみません…
次は早めに投稿できればいいですけどどこにお出かけするか決めてないので、時間かかるかもしれませんが、なるべく早く投稿したいと思います!