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女の子になっちゃったけど…  作者: 拙
一学期
16/44

勉強会《1》

「ルナ、助けてくれ…」


「奏いきなりどうしたの?」


学校帰り僕は奏にそう言われたがよくわからない


「休み明けテストだろ?それで、教えてほしいんだ、よかったら明日」


「え?いいけど…奏そんなに成績悪かったけ?」


確か奏って僕と同じくらいだったはずなんだけど…


「気にしない、気にしない。ついでに宿題も終わらせるぞ」


「別にいいけど…どこでするの?」


「ルナの家じゃだめか?」


ええー、僕の家?僕はいいけど…


「うーん…ママに聞いてみないとわかんないな」


「そうか…ママか」


「あっ、別に好きでそうよんでる訳じゃないから!母さん、母さんだから!」


僕は必死に弁解する


「わかってる、わかってるって」


「絶対わかってない。って、笑うなー!」


奏がこらえきれず笑っている、ああ、もう恥ずかしい…


「宏樹と環も誘っていいか?」


「うん、まあ、いいけど」


二人とも、空いてるかな


「あっ、二人とも大丈夫だって。待ち合わせどこにする?」


「あー、『ウグイス』でいいかな」


「わかった、伝えとく」


あっ、家着いた


「じゃあね、奏また明日」


「じゃあなルナ、ママによろしくな」


うー、またママってところいじってくるよ奏は…


「ただいま」


「ああ、お帰りルナ」


「あれ?パパ?ママは?」


家に帰るとパパしかいなかった


「ママは、買い物だ」


ああ、だからいないのか。でも、すぐに帰ってくるかな


「ところでルナ」


「ん?なに?パパ」


「学校はどうだ?」


急にそんなことをきいてきた


「んー?まだ、そんなに経ってないけど、友達もできてたのしいよ」


「そうか、ならよかった」


えーと、パパなりに心配してたのかな?あんまり、話してなかったから


「気になる男子はいるのか?奏君とか」


え?なにいってるのパパ


「あはは、なにいってるのパパ?僕、体は女の子だけど、心は男の子だよ?冗談はやめてよ。ねぇ、パパ?」


「パパ?そういうのはルナちゃんにはまだ、はやいわよ。それに、ルナちゃん、変な圧かけるのやめなさい」


「あれ?ママお帰り。いつからいたの?それにパパに圧なんかかけてないよ」


「さっき帰ってきたところよ。お夕飯の準備するからルナちゃん手伝って」


「あ、うん、わかった」


僕はママと夕飯の準備を始めた


「あれ?明日の朝パンにするの?」


ママが買ってきた物のなかに食パンをみつけた


「それはルナちゃんが明日使うように買ってきたの。明日奏君たちと勉強会するんでしょ?」


「ああ、そうそう明日勉強会するんだよ。って、なんでしってるの!?」


え!?僕言ったっけ?言ってないよね…


「ん?奏君がお昼に『明日勉強会で、お家にうかがってもいいですか?』って連絡してきたからいいよってかえしたの」


奏…昼にママの許可とってるし…僕がダメって言ってもするつもりだったでしょ…


「へー、そうなんだ。でさ、なんで、その文章で複数だってわかったの?」


「んー、女の勘かしら♪」


女の勘恐ろしい…ん?僕今女の子だからつかえるのかな?


「まあ、ともかく。そのパンをつかってサンドイッチでもつくればお昼は大丈夫じゃない?」


「ああ、そういうことか…ってなんで僕が作ることになってるの?」


「ルナちゃん、お客さんにお昼抜かせっていうつもりなの?」


えー…まあ、いいか。早く起きれば大丈夫だろうし


「じゃあ、夕飯つくりましょ♪」


「今日はなにつくるの?」


「ルナちゃんにはね…」


僕はママと夕飯を作り始めた


   ◆   ◆   ◆


「んー?こんなもんかな」


「ルナちゃん、これなら大丈夫。美味しいわ」


今日は皆で勉強会の日だ。昨日夕飯を食べてから奏が『明日の10時にウグイスで』って連絡してきた。そういえば時間決めてなかったなっておもったけど


「それにルナちゃん今日も可愛いわ」


「あー…うん、ありがとう…」


今日の服は全体的に黒が多い服だ今日は僕が選んでみた。いや、選んでみたというより自分で選んでみてといわれた


今は9時そろそろでようかな


「いってきます」


「いってらっしゃい」


僕は『ウグイス』に向かって出掛けた


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