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女の子になっちゃったけど…  作者: 拙
一学期
14/44

身体測定

「はぁ…」


ため息をついてしまった、はっきりいって気まずい…だって


「あれ?ルナちゃん着替えないの?」


「え?あ、着替えるよ」


僕は制服からジャージに着替えるために女子更衣室にいる。今は女の子だからあたり前だけどね…


「早く着替えないと始まるよ?」


「あっ、うんすぐ着替えるよ」


   ◆   ◆   ◆


「えーと…身長が140.8cm、体重が40.6gだね」


「ありがとうございました」


やった、140こえてたよ0.8だけだけどね


僕はすぐに着替えに行こうとすると


「あっ!ルナちゃんまって」


僕は、えーと…あっ、『卯月 若葉(うづき わかば)』さんに呼び止められた


「ん?どうしましたか?ふぇ!?」


「ルナちゃんって肌白くてきれいだよね」


うぅ…急に触られたから変な声でたよ…恥ずかしい…


「ル~ナ~ちゃんっ」


「え?環ちゃん!?どうしたの!?」


僕は後ろから環ちゃんに抱きつかれた


「えへへ~♪ルナちゃんやわらか~い」


「あー!たまちゃんずるい!」「私も私も」「さわりたい!」


「えっ!?あ!ちょっと!?」


う、腕そんなにさわらないで…ひにゃあ今誰か太もも撫でたよねって誰!?胸さわって…あ、さわられてない、はかられてる…それもダメだよ!!ほんとに誰!?なんで首も測ってるの!?って、ほんとにもうやめて…


   ◆   ◆   ◆


「あっ、ルナどうだった?」


僕が教室に戻ると奏が聞いてきた


「うん、大丈夫、大丈夫だったよ…」


「なあ、環、ルナの目が死んでるんだけどなにがあった」


「いやぁ、ルナちゃんがかわいすぎてみんなでもみくちゃにしちゃって」


「ああ、なるほどな」


奏は僕の方をむき


「ルナ」


「なに?っ!」


僕のほっぺたを引っ張った


「なひふるのは(なにするのさ)!」


「あっ、戻った」


「はなへ(かなで)はなひてほ(はなしてよ)!」


「あっ、そうだルナ」


奏は僕のほっぺたをはなして


「身長は思ってたよりいってたか?」


そう聞いてきたので


「いってたよ140.8だった」


僕は胸をはってこたえると


「そうだったか、よかったな」


奏は頭をなでてくれた


「うん♪」


頭を撫でられると気持ちいいんだよね♪ん?って


「僕、子どもじゃない!」


「ははっ、そうだな」


「あはは♪」


奏が笑っていたので僕もつられて笑ってしまった


「…あの、私もいるんだけど、二人だけの世界に入らないで」


あっ、環ちゃん、忘れてた


「…僕もいる…」


宏樹君、いたんだ…ごめんね


やっぱり気づけば二人だけの会話になってしまいます。不思議ですね…自然に三人四人の会話ができるようがんばります。というか頑張るってどうすればいいんでしょう…

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