部活動勧誘会《1》
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「う~ん…眠い…」
「ルナちゃんだめよ、寝たら」
僕は、朝早くにママに起こされました。そして、今僕は朝ごはんと今日のお弁当を手伝わされています…
「ルナちゃんも、卵焼きぐらいなら作ったことあるでしょ?」
「あるけど…下手くそだよ?」
「何回も作っていれば慣れるわよ」
これから僕は、何回も作らされるのでしょうか…
僕は、仕方ないので、卵焼きを作り始めた
◆ ◆ ◆
「…味はいいんだけどね…」
卵焼きを食べながら僕はぼやく、なぜなら、形が崩れてしまったから…はぁ…
「ルナちゃん、そんなに落ち込むことかしら」
うん、まぁ、家庭ではどうでもいいことだよね。でも、一回やってみたら、普通にできるくらいにはならないと僕は気が済まないよ…
僕は、朝食を食べ終え学校に行く支度をして
「いってきます」
出発した。
「よし、頑張るぞ~!」
学校までは50分もかかる。今日はママのおかげで早く起きれたからまだ、結構余裕がある。朝ごはん作るのいいかもしれない…
「あっ!猫!!」
猫、発見!かわいい~♪
あっ、いっちゃった…まぁいいか
なにかあるかな~♪視線が低くなったから新鮮な感じがするよ。
そう、視線が低くなった…はぁ…身長が…
「ルナ、テンションの浮き沈み激しくないか?」
「か、奏!いつから、いた…、見てたの!?」
僕は結構、慌てている。えっ…全然気づかなかった…
「ルナが、頑張るぞっていった少し前から」
「それって最初からじゃん…なんで声かけなかったの?」
意気込んだ少し前からって、家から出てきてからだよね。偶然だよね…
「なんか、可愛かったから。それと、あれくらいだったらきにらならいぞ」
「あれくらいだったらってなんのこと?」
「ん?卵焼きのこと」
「そ、そう?って、なんでしってるの!?」
少し前からって家のなかからとかじゃないよね!?
「ルナのお母さんが写真撮ってくれたんだよ」
ま、ママ~!なんでそんなの撮ってるの!?
「いいなー、ルナ、今度作ってよ」
「やっ!まだ下手くそだから…」
「いつでもいいからさー、お願い!」
えー…奏なかなか折れてくれない…
「そんなに食べたいの?」
「食べたい。ルナの手料理。とても」
なんでそんなに食べたいの!?ああ、もう、めんどくさい…
「はぁ…わかったよ。今度ね…」
「よし!今度だな!」
今度って言っただけで喜んでる…なぜ?
「そういえば、今日午後から部活動の勧誘あるけど…奏なにかはいるの?」
「ん?ルナはどうなんだ?」
「え?入らないつもりだけど…」
「じゃあ、俺も入らない」
じゃあってなんだよ…じゃあって
「ふーん、でも奏、中学で陸上やってなかった?」
「やってたけど、今は、違うのに時間かけたいから」
「へー、そんなの出来たんだねー」
「ああ、少し金がかかるけどな」
「お金がかかる?奏、なにやってるの?」
「秘密ってことで」
秘密って気になるじゃん…でも、教えてくれそうにないし…
「そういえば、ルナ」
「ん?なに?」
「ルナって、女の子になってからさ」
「なんか変だった?ああ、奏は男の頃知ってるから違和感がとか?」
僕は軽く予想を言ってみる
「すごく可愛くなったよな」
「ふぇ!?見た目のことでしょ?変なこといわないでよ…」
なんで、急にそんなこと言うのさ!恥ずかしいじゃん…
「いや、見た目もそうだけど、今の、恥ずかしがってうつむいたり、なにか聞いてくるときにたまに、首をかしげるところとか、いろいろと」
えっ!?そんなことしてた!?
「あっ、ルナ、猫の動画みんなに送っていいか?」
「え?猫?そんなの勝手にすればいいじゃん」
なんで、僕にそんなのきくの?まあ、それより
「いろいろってなに!?全部、教えて!直すから!!」
「えー、どうしようかな~」
「教えてよ~!」
◆ ◆ ◆
僕は奏と学校についた。
え?あれからどうなったか?それは…
「ルナ、アメ美味しかったか?」
はい、アメで餌付けされました
「うん!おいしかった!」
しかし、アメってこんなに美味しかったのか…
それはそうと、僕は靴を履き替えようと、下駄箱をあけ…
「ん?ルナ、靴履き替えないで、なんで下駄箱閉めたんだ?」
「奏、僕ちょっとスリッパ借りてくる」
僕は職員室にいこうと…
「待った、ルナ、上履きあるだろ?」
「あー、なんか見たら入ってなかった」
「いや、昨日履いてただろ…それに、なかったとしても靴入れるよな、ルナ、誤魔化すな」
「うぅー…これ……」
僕は諦めて下駄箱をあけ、なかに入っていたものを奏にみせる
「ん?これ、ラブレター…それがどうした?」
「ど、どうしたって、これ、男の人からだよね…」
「まあ、普通に考えたらそうだな」
「奏、捨ててもいいかな?」
「なんで?…あー、そういうことか…いやだったら捨ててもいいんじゃないか?」
「うん!捨てる!」
実は、というか僕はラブレターに少しトラウマが…
前の告白も、手紙で呼び出されたんだよね…
僕は上履きに履き替えて、奏と一緒に教室に向かう
「あっ!環ちゃん、宏樹君おはよう」
「ルナちゃん、おはよう♪」
「おはよう…」
環ちゃんは元気だな、宏樹君は元気ない?
「あー、ごめんね?ルナちゃん、こいついつもこんなんだから」
「…こんなんって……」
「あっ!」
急に奏が、声をあげた
「どうしたの?」
「ルナにおはようっていわれてない…」
あー、そういえばそうだったね…
「奏は朝から僕のこと見てたからいいじゃん」
「それとこれとは、別!」
「…おは」
僕は言っている途中でめんどうになってきて省略
「ルナちゃん、ルナちゃん」
「ん?どうしたの?環ちゃん」
「私は、奏さんが朝からルナちゃんを見ていたって言うのがきになるな~」
え?そんなこと?
宏樹君もうなずいている
「えっと…家から出て、歩いてたら声をかけられたんだよ」
「ん?それって朝から見ていたってことになるの?」
「ああ、奏は最初から見て楽しんでたらしいから」
まあ、ただそれだけだけどね…
◆ ◆ ◆
「はぁ…やっとお昼だ…」
「ルナ、一緒にごはんたべるぞ」
「あっ!私も~!」
と、言い二人と宏樹君は机をくっ付けてきた
「いいけど…奏、他の友達はいいの?」
「ああ、大丈夫だ」
大丈夫だったらいいか
「ルナちゃん、午後の部活動勧誘みんなで一緒にまわらない?」
「うん!いいよ」
僕もみんなといきたかったし
「そういえば、たまきちゃんと宏樹君って、中学でなにか部活やってたの?」
「やってなかったよ。私の宏樹も。私は高校でも、やらないかな」
「…僕も…やらない…」
へぇ、じゃあこのみんなで帰宅部か…一緒に帰れるな♪
「ルナちゃんは?」
「僕も、入らないつもりだよ」
僕はそう答えつつ、自分で作った卵焼きを食べようと
「ねぇ、奏、そんなに見られると食べづらいんだけど…」
「ルナ、それってルナが作ったんだよな…」
もしかして、たべたいのかな?
「仕方ない…、奏、はい」
僕は卵焼きを箸でつかんで奏にむける
「え?いいのか?」
「いいよ、別に、早く食べないと、あげないよ?」
「あっ!食べる、食べ、っ!」
奏が早く食べないから、口に押し込んでやりました
「どう?美味しい?」
「おう、美味しい。って、ルナ!なにするんだよ」
「奏が、早くたべないからだよ~♪」
僕はお米を食べて、そう言った
「それにしても、良かったのか?」
「え?卵焼きのこと?別に朝食べたからいいよ」
「そうじゃなくて…箸、それ間接キス…」
あっ…やっちゃった…男の気分でやってしまった…恥ずかしい
僕はうつむきながら、
「…忘れて…」
「お、おう」
僕と奏の間に気まずい雰囲気がただよった
部活動勧誘会まで、いきたかったです…
朝の描写から書いてると、長くなりますね…
まあ、皆様の作品より短いのですが
それに、会話を始めると、どこで終わらせたらいいのかわからないという謎の現象が…
まあ、話が合う人とは軽く1時間は会話できるけど、基本的に他人が苦手という面倒な拙の性格ですがね。
なので、思ったより完結まで、時間がかかりそうです。まあ、それでも、完結まで、絶対書ききりたいと思います。