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7日間

お金について

単位はメガ

10メガ→賤貨、100メガ→鉄貨、1000メガ→銅貨、1万メガ→銀貨、10万メガ→金貨、100万メガ→白金貨という感じです。



そうして俺の7日間は、始まった。

俺たちの指導をしてくれるのは王と会った時にうるさかった騎士団長のアルスだ。


「初めまして、では無いな。私は騎士団長のアルスだ。君たちの指導を任された、これからよろしく頼む。」

「はい、こちらこそ、ご指導よろしくお願いします。」

「ははっ、そんなに堅苦しくしなくていいよ、こちらも、君たちを勇者としてびしばし鍛えていくつもりだ、覚悟しておいてくれ。それと黒野君、あの時は声を上げてすまなかった。突然こちらに呼ばれた君たちのことを考えていなかったことを詫びる。」

「いえいえ、いいんですよ。それより俺は四人と一緒のことをするんですか?」

「ありがとう。そのことだが、実技に関しては出来る限りで、座学は全て参加してもらうつもりだ、それでいいかね?」

「はい、わかりました。」


実技に関しては、基本の体力作りから、武器の使い方、模擬試合をしたりした。

座学は、この世界の基本的な常識、地理、情勢などや、魔法について教わった。

1日目が終わり、それぞれの部屋に帰る途中で、


「でも、なんかゲームの中みたいでまだイマイチ現実味が湧かねーんだよなあ」

「宗治君、ここはゲームなんかでは無いよ、人間は本当に生きているし、命は簡単に扱われている」

「そうですね。いつかは、私たちも…


皆その言葉の続きがわかるが故にそのあとそれぞれの部屋に着くまで誰も話さなかった。


3日が経つと変化が出てきた。

やはり四人は、成長促進のスキルが効いているらしく、俺とは、明確な差が出て来た。

四人は基礎練習は、終わりより実践的なものになっていき、訓練にスキルや魔法を織り交ぜる様にもなっていた。

一輝はレベル8に、他3人はレベル5になった。

スキルに関しては、身体強化はレベル3に、魔法もそれぞれレベル2以上になった、特に一輝はレベル4になっている。

座学も基本は終わり、訓練の時間が増えて、体力のない俺は途中で辞めて図書館で魔物や魔法について調べている。

俺はというと、この4日でレベル2になり、剣術と生活魔法を覚えた。

4日目の訓練が終わり、俺は宗治へ話をする事にした。


「宗治、ちょっといいか?」

「真か、ああ、いいぞ」

「そっちの方の調子はどうなんだ?」

「ああ、見違えるように強くなった。元の世界なら日本どころか、世界一になれそうだ」

「ははっ、そうか、それでなんだか…

「了承の件だろ」

「っ、…ああ」

「俺はいいと思ってる。確かに今の真が俺たちについて行くのは無理があると思うし、真も冒険者ランク?ならCくらいなんだって?無理しなけりゃ大丈夫ぐらいなんだろ?」

「ああ、身体能力については、転移してきたせいかそれなりにあるらしい」

「そうか、それなら俺からはもう何もいわん!後は白川さんか?」

「そうだな」

「彼女結構強情だからな、まあ、頑張りたまえ、藤堂君よ」

「ふっ、なんだよそれ、まあ頑張って説得するよ」

「じゃあな」

「ああ、ありがとう」


そして5日目、今度は白川さんに了承を貰いにいった。


「白川さん、今いいかな」

「あっ、真くん?入ってきていいよ」

「それじゃあ、失礼します」


因みに女の子の部屋に入るのは人生で初めてだ。


「どおしたの?なにかあった?」

「あの、了承の件なんだけど、」

「うん、そのことはまだ迷っていて決めれて無いんだ、最後までにはちゃんと考えておくからそれまで待って」

「うん、わかった。それじゃあまた」

「真くんちょっと待って」


俺が部屋から出ようと扉に手を掛けると、白川さんが呼び止めてきた。

正直、初めての女の子の部屋で白川さんと二人きりの状況に緊張して、今まで噛まなかった事が奇跡的なんだ。俺は早くこの空間から出たいのに一体なんなんだ。


「あの、7日間の最後の日に私休みにしてもらったんだ」

「そうなんだ、よかったね、最近訓練大変らしいしね」

「そ、それでね、真くんと一緒に街の中を散策しようかなって思って、ほら、私たちここにきてからずっとお城の中でしょ、だから街の様子もみてみたいなぁって、」

「そっか、じゃあ皆を誘って…

「二人で、一緒に、いいでしょ!」

「えっ?」

「い、い、で、しょ、」

「え、あ、うん、」

「わかった、じゃあ約束忘れないでね」


そうして俺は追い出されるように部屋を出た。

ん、待てよ、白川さん二人でって、いってたよな、ていう事はそれ、つまりデートじゃね?イヤイヤまさかね、俺と白川さんがデートとか無いよなあ、そうだこれはあれだ、最後にいい思い出を的なヤツだ、そうに違いない、うん、きっとそうだ。そうとわかったらさっさと寝よう、うん、



6日目は、結局昨日のことが気になり寝不足で全然集中できなかった。図書館でも、読んでいたらいつの間にか寝てしまっていた。


そして、約束の7日目が来た。


テスト週間になるので二週間ほどお休みです。(作者が勉強するなら)

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