食檄の主人公 2
話を聞くと、今日はみんな昼まで学校でお昼はゆうちゃんが作ってくれる手筈で帰宅したけど突然の町内会の用事が入って夕方まで帰ってこれなくなった。
クリストファーも急な仕事で同じく遅くなり、姉妹で唯一炊事が出来る美咲すけは他校の調子のった新入生をシメるとかなんとか言って出かけたらしい
そこで残された2人と空の冷蔵庫
あとは僕が帰ってくるまで待ってたが途中で力尽きて倒れたそうな
お前はカバオくんか(笑)
なんて言ったらかぁぁぁぁなぁしぃぃぃぃぃみぃのぉぉぉぉむこぉぉぉぉぉぉへぇとぉぉぉぉぉぉぉぉぉされちゃいそうなので口を閉ざす。
「あんたが早く帰ってこないからこんなことなったの...責任取って何かご飯作って」
「それは違うし、そもそも女の子というものは可愛くてお洒落な料理を作ってSNSに写真を載せたがるくらい料理好きだろ?自分で作ればよかったじゃないか」
「きも。童貞の分際で妄想語らないで」
童貞ーーーーそれ言われたら何も言えねーーーーーーー
「もしかして、料理作れないの、葵ちん」
「はぁ??犬よりも短絡的な思考の持ち主よね、あんた」
なんと酷い言い草だ。犬が馬鹿みたいじゃないか。あいつら超賢いぞ
しかし軽く図星だったのか葵ちんは明らかに不機嫌になった。
「実は最近流行りの米を洗剤で洗っちゃう系女子なんじゃないのかな」
「馬鹿にしないでよ。私だって出来るそれくらい」
「え、じゃあ作ってみてよ」
「作れるわよ。作ってやるわよ!」
かなりの負けず嫌いなのかムキになってふんと鼻を鳴らしキッチンへいく葵ちん
「おにいちゃん、私体調悪いから部屋に戻るね...」
「え、大丈夫??ついて行こうか」
「大丈夫だよー気にしないで、休めば治るよ。あと...終わったら教えてね」
申し訳なさそうな顔でその場から逃げるように出ていくあいりちゃん
小さな声でごめんねとか言ってたけど...えーっと
「出来たわよ!」
お、早いな。葵ちんやるじゃん
「さっそく食べてみるよ」
そうして出された皿の上の料理をつぶさに観察してみる。
そこにはドワーフが沼地で食ってそうな感じの緑色のドロッドロしたスープ状のものが...
「葵ちん、これなに?」
「め、目玉焼き…」
「いや、葵ちん。これは笑えない」
「笑うなぁあ!いいから黙って食べなさいよ!」
「ウボォア!」
うーん...超一流のシェフが作ったスープは一口啜っただけで大釜に入った食材を連想できると言うが...
俺の味覚が感じ取れるものはただ1つ
腐った卵ですね、はい




