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始まりの1カ月前
中学生活最後の春休み...
滑り止めも落ちてしまい僕には進学先がなかった。
涙を浮かべ呆然と空を眺めているとかかってきた1本の電話
ディスプレイには父親の文字が浮かんでいた。
『おう、負け犬か』
どんがらがっしゃーん、はーい解散
もうユウスケのライフはとっくに0でーす
『悪い知らせと非常に悪い知らせがある。』
「良い知らせ持って来いよ」
『冗談だ。お前が通える高校あったぞ』
「ふぇええええええええ!?ふえっふえ?」
『幼女になっとる。ちゃんと喋れ』
「やったーッお父様大好き(はぁと」
『きめぇ(笑)』
( ゜д ゜ )
『ただしな、条件があるんだ』
『それはな...』
これが始まりのお話というのなら確かに
この1本の電話から僕の『仕事』は始まっていた。