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エンジェル  作者: takayuki
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39話 ここは、どこ?

【39話】ここは、どこ?



花は、目を覚ました。いつもと違う模様もようの部屋だった。ほとんど、白い模様もよう・・・。まわりは、白いカーテンがされていた。


≪・・・。えっと・・・ここはー・・。保健室?・・でも、みたことない部屋だ・・・。≫


≪病院だよ。花ちゃん。≫


隣から声が聞こえて、左のほうをみると、ガブがいた。


≪え?病院?≫


≪うん。花ちゃんは、ライブの帰りに、夜急に気絶しちゃったんだよ。ぼくが、悪霊に襲われたのをの当たりにしたからね。≫


花は、ボーとする頭のなか、まだ起きたばかりで記憶があいまいになっていた。ガブリエルは、花にミカエルとの話を聞かせた。そして少しずつ記憶がよみがえってきた。


≪あー・・。その時、気を失っちゃったんだね。≫


≪うん。家族はみんな心配してるよ。≫


≪そっかー・・・。あれ・・・でも、そういえば、ガブじゃない、違う天使さんもいたんじゃない?≫


≪彼は、ミカエルという天使だね。ぼくに伝えることがあるということで、降りてきたんだよ。そんな、ミカエルの顔をみて、花ちゃんは気絶しちゃったんだね。≫


≪そうなんだ・・・。どうして、ガブの顔をみても大丈夫だったのに、ミカエルさんの顔だと気絶しちゃったんだろ・・・。≫


≪まずは、ゆっくり休みなよ。るりちゃんも無事だし、安心してね。≫


≪あぁ・・・そっか。よかった。ありがとう・・・。そういえば、ガブってミカエルさんからガブリエーヌって呼ばれてるのね。変なのw≫


≪変って・・・。≫


「ふふ。」


花はわらって、少し安心したのかまた、眠りについた。



花が気がつくと、まわりに麗とヒロシがいた。花を心配して来てくれてたようだった。


「花ちゃん。大丈夫?」


「うん。大丈夫だよ。なんとも無い。ありがとう。」


麗は、優しい笑顔で、迎えてくれていた。でも、ヒロシは、何も言わず、いつもには見せたことの無いような、厳しい顔で花をみていた。


「絶対!無理すんなよ!」


「うん・・・。ありがとう。」


麗が、花に聞いた。


「花ちゃん、一体何があったの?」


花は、まわりにお母さんたちがいないことを確認して、ふたりに事情を話した。悪霊が3体、姉とわたしの前でガブを襲ったこと、ミカエルという天使の顔をみて気絶したことを話した。


「ミカエルって!?あのミカエル?」


「あのかは、知らないけど、ミカエルってガブが言ってたよ。」


≪うん。ミカエルだよ。花ちゃん。≫


「有名な天使なの?」


「ミカエルは、実在したんだ・・・。ミカエルという天使は、天使の中で1番の天使と呼ばれている。地位の高い天使なんだよ。そんなミカエルをみたんだから、気絶するのはわかる気がする・・・。」


「あぁ・・・。そうなんだ・・・。ガブとは、レベルが違うのね。」


≪ひ・・・ひどい・・・。≫


「でも、ミカエルが、助けてくれたんでしょ?」


「うん。そうみたい。」


「ガブリエルとミカエルを見るなんて、花ちゃんって、ほんとすごいよね。」


「わたしは、みてるだけだから、何もすごくないけどね・・・。」


麗は、そんな花が、いつもと変わらないぐらい元気なことを確認したからか、話をしてきた。


「ねー。花ちゃん。」


「なに?」


「おれの親がね。テレビ局にもコネがあってね。前々からおれがキングに出たいっていう話はしてたんだけど、もしよかったら、花ちゃんの話をしたらダメかな?」


急にテレビに出るという話を聞いて、花は驚いた。


「えー!?て・・・テレビに出るの!?」


「いや・・・まだ、出れるのかはわからないんだよ。今度、キングのスペシャルがあってね。そこで、太木数子ふとぎかずこと、討論をしたいという有力なひとたちを募集してるんだってさ。それに、応募したら面白いんじゃないかっておもってるんだ。」


「だって・・・。第一、中学生のわたしなんて・・・相手にしないでしょ・・・。」


「うん。それがね。プロデューサーが、キングの視聴率をあげるために、太木数子に挑戦する人を探してるらしいんだけど、太木数子は、占い師でしょ。そして、花ちゃんには、天使がついている。そんなふたりが闘ったら面白いとおもわない?」


「そ・・・そうかなー?でも、テレビで・・・ガブのことを話すなんて・・・。ガブはどうおもうの?」


≪ぼくは、いいとおもうけどね。≫


「そ・・・そうなんだ・・・。」


「なんだって?」


「ガブもいいとおもうって言ってる・・・。」


「でしょ。きっとうまくいくよ。それに、そのスペシャルは、生放送でね。絶対に、太木数子ふとぎかずこが、勝てるように仕組まれるとおもうんだけど、14歳の女の子だったら、たぶんプロデューサーも油断するとおもうんだよね。しかも、”その女の子には、天使がついている”なんて、視聴者も興味が沸くと思うんだよね。」


「うーん・・・。でも、みんなにバレると・・・どう思われるのかが心配・・・。」


「みんなには、テレビとして、そう言っただけって言えばいいんじゃない?番組を盛り上げるためとかね。」


「テレビには、ガブが映らないわけだし・・・。それで誤魔化せるかな・・・?。」


「うん。中学生なんて、天使がいるとかよりも花ちゃんが、テレビに出たということのほうが話題になるだけだからね。でも・・・わたし・・・しゃべるの苦手だし・・・。」


「えっと、おれも一緒に出ることにするよ。そうしたら、テレビの後もフォローもできるからね。おれもキングに出るのが夢だったからね。でも、まだ、テレビに出れるかどうか、わからないんだよ。プロデューサーとあって面接をして、数多くのキングに出たいひとたちの中から選ばれないと出れないんだ。」


花は少しほっとした。


「そうなんだ。キングに出れるかはわからないけど、挑戦するだけならしてもいいよね。」


「よし!そうと決まったら、おれの親に話を持っていくよ。花ちゃんが体験したガブと悪霊との戦いのことも話していいかな?」


「・・・。」


≪ぼくは、いいよ。花ちゃん。≫


「ガブもいいって言ってるし・・・それがプロデューサーの興味をひくならそれもいいかもね。」


麗は、うれしそうにしていた。でも、ヒロシは花が今も病院にいることを心配しているのか、まったく話そうとしていなかった。


【39話】完

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