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エンジェル  作者: takayuki
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13話 第一次オルダー戦争

【13話】第一次オルダー戦争



花は、浜辺はまべにいたおじさんの嬉しそうだった顔を思い出しながら、家に帰った。そして、ガブに話しかけた。


≪ガブって、本当にすごいよね。おじさんの顔をあんなに嬉しそうに、させれるんだもん。≫


ガブリエルは、すこし無言のまま、花の横を飛び、花をまじまじと見た。花はそんなガブの視線に気づいた。


「な・・!なによ・・・。」


≪花ちゃん気付いてないんだね・・・。≫


≪え?気付いてないって?≫


≪ううん。まーいいよ。≫


≪何よ。気になるなー・・・。≫


そのまま話を終わらそうとする様子のガブに、花は気になる気持ちをぶつけるように、両手でガブの首をしめた。そして揺さぶった。


≪うぇぇ!≫


≪あ!意外とガブってつかめるんだ。≫


≪や・・・やめてよ。は・・はな・・花ちゃん・・・。≫


花はガブの首を離して、聞いた。


≪とっても、気になるから、さっき言いかけたこといいなさいよ!≫


ガブは、泣きそうになりながら花の横を飛んだ。


≪そ・・・そんなことで、首をめるの?花ちゃん・・・。≫


花は、また手をあげてガブをにらむと、ガブは首を手でガードしながら話した。


≪だから・・・花ちゃんが僕のことを不思議だと思ってるように、おじさんから見たら花ちゃんが不思議に見えてるんだよ。≫


「あ・・・・。」


≪しまった・・・そうじゃん!おじさんの悲しそうな顔をみて、ついついガブの言葉を教えてあげたくなちゃってた・・。≫


花は、おでこに手を当てて、少し悩んだ。


≪ま。いいや。だって、わたしあのおじさん知らない人だもん。気にすることないよね≫


≪花ちゃん。前向きだなー・・・。≫


ガブの顔が苦笑いをしていたので、花は笑いながら言った。


≪ふふふ。ガブなんか、人間ぽいよ。≫


ガブリエルは、両腕を前でふらふらバタつかせながら言った。


≪なな・・・なんて事を言うんだ!ぼ・・・ぼくは天使。人間とは違いただの物なんだ。君たち人間とは全く違った存在なんだよ!≫


ガブリエルの慌てぶりに、花は疑問に思って聞いた。


≪どうして、そんなに慌ててるの?≫


ガブリエルは、いつもにもなく真剣な眼差まなざしで、道を歩いている花の前に移動して、花のスピードに合わせて飛び、花の目の前で話し始めた。


≪昔、天使の中で音楽をつかさどる物がいたんだ。その名前をルシファエルといった。ルシファエルは、“ある方”の次に力と知識そして、権力を持っていたんだ。ルシファエルの音楽は、驚くほど素晴らしく。大勢の天使がその音楽を聴いては、“ある方”の為に一緒になって歌っていたんだよ。でも、ルシファエルはある時、思ってしまったんだ。

「“ある方”を倒せば自分がこの全ての世界の支配者になれる」

そして、ルシファエルの心の中に暗闇が広がり始めた。すると、ルシファエルの胸の部分に当たるれいの場所から暗闇が広がり始め、そのままルシファエルの体を真っ黒にしてしまったんだ。ルシファエルは、自分の体が黒い事に気づき、この姿では天使たちを仲間にすることが出来ないと思い。姿を以前よりも白い真っ白な姿に変えて、得意の音楽を天使たちに聴かせたんだ。天使の1/3が、ルシファエルにのり込まれていった。そして、ルシファエルは、その後ルシファーと名前を変えて、サタンとも呼ばれるようになった。ルシファーにいた天使1/3を率いて、ルシファエルは“ある方”を倒そうと戦争をしかけた。これが第一次オルダー(秩序)戦争。天使 対 悪魔 そして、光 対 闇の最大にして、大きな戦争だった。≫


花は、目を縮ぢこませ怖がりながら質問した。


≪そんな大勢の悪魔たちが急に、裏切ったら・・・。負けちゃうんじゃないの?≫


ガブリエルは、ニコっと笑った。


≪花ちゃんは、ぼくが悪霊と戦っているのを見たでしょ。≫


≪うん・・・。≫


≪安心して、花ちゃん。確かに、第一次オルダー戦争の時のルシファエルたちの力は絶大で、我々天使たちと同等の力があり、あのミカエルでさえも、恐れるほどだった。でも、闇は、光には絶対に勝つことが出来ないんだよ。わたしたち天使は、”ある方”に頼み、完全な光である方によって彼らは、敗れ、地に落とされた。≫


花は少しほっとした。


≪じゃー。光が勝ったんだね。≫


≪もちろんだよ。光は闇には負けなかったんだ。なぜなら、光をいくら闇だけで覆い尽くそうとしても、光は闇では消せない。逆に光で闇は消せる。光を消すためには、物が間に入らないと光を遮断しゃだんすることが出来ないんだ。例えば、太陽があるでしょ?≫


≪うん。≫


≪太陽の光に、影を造ろうと思うと、地球などの惑星が光と影との間に、入るとその後ろには影が出来るんだ。だから、“もの”が存在しない限り、影は生まれないんだね。そして、ぼくたち“天使も動物も地球も木も岩”も全て“物”なんだ。“ある方”は、完璧な“ひかり”光は、その物を高温で消し飛ばすことも出来る。すると、物が無くなれば影は存在することが出来なくなるんだね。たかが、物の天使から悪魔になったルシファーたちが“ある方”に勝てるわけがないんだね。≫


≪うーん。ちょっと難しいけど、暗闇の部屋の電気をつけたら必ず明るくなって闇が少なくなるってことかな?≫


ガブリエルは、にこやかに答えた。


≪うん。その通りだよ。花ちゃん。闇だけでは、光には勝てないんだ。もし、物を使ったとしても、その物も“ある方”は、簡単に燃やせる訳だから、闇はどうやっても光には勝てないんだよ。だから、人間のように見えたなんて、いわれたらぼくの体が黒くなっていってるとおもって驚いたんだよ・・・。≫


≪きゃはは。なるほどね。だから、変な動きしてたんだ・・・。でも・・・第一次オルトー戦争だっけ?≫


≪オルダー戦争だね。オルダーは、“秩序”という意味なんだ。≫


≪そっか・・・オルダーね・・・。第一次ってことは、第二次とかもあったの?≫


≪うん。その通りだよ。≫


【13話】完


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