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魔王ちゃんの初めてのダンジョン攻略!!

妾たちは、ダンジョンに入っていく。

ルーミアは妾の洋服をつまみ、少しこわばっている。


そんなルーミアをよそに妾は魔法で指に炎を灯す


あたりは徐々に明るくなる。


妾たちゆっくり階段を下っていくと


「キャッ!」


突然、ルーミアが足をすべらせたのだ。


「ちょっと!る〜みあ〜」


妾たちはそのまま階段を滑り落ちていしまう。


妾が目を覚ましたとき、ルーミアは妾の上にうつ伏せの状態を担っていた。


そしてそこには、確かに小さいながらも、しっかりとルーミアのお胸の感触が伝わってくる。


「イタタタ・・・あっ! ごめん、アリス!大丈夫?」


「お・・・おう・・・妾は平気じゃ」


ルーミアはすぐさまうつ伏せの状態から馬乗りの状態になり、妾の安否を確かめてくれる。


そして、ルーミアが馬乗りになったことで、ダイレクトに太ももの感触が伝わってくる。


太ももは暖かくだけどどこかふかふかしており、肉厚さを感じた。


「ルーミア…お主、太ももふかふかしているな」


妾はついつい言ってしまった。


…!


少しの沈黙があったが、ルーミアはすぐに顔を真赤にして、少し早口に怒った口調で、


「もうっ!私がアリスを心配してあげたのに!アリスのエッチ!」


「すまんかった〜 でもわざとじゃないんだぞ!」


ルーミアはムスッとしていたが、暗いのが怖いのかしっかりと妾の服を握っている。


妾たちはどんどんダンジョンを進んでいく…


「ねぇ オバケとか幽霊とかいるのかな…?」


「オバケ?幽霊?そんなのいるわけ無いじゃろう」


「そうだよね…でももしオバケがいたら、アリスは怖い?」


「そうじゃな…もしオバケがいたら少し怖いな、やはり得体のしれないもの

は、妾でも少し怖い」


そんなことを聞くとルーミアは何か思いついたようにニヤニヤしている。


「…わっ!」


突然、ルーミアが驚かせてきた。


一瞬びっくりして、変な声が出てしまったが、それが面白いのか、ルーミアはクスクス笑っている。


「あははは~アリスが驚いた〜怖がりさん〜」


何だこの魔王可愛いすぎるじゃろ!!!


妾は、ニヤつく顔を慌てて手で覆いルーミアにバレないようにする。


「もう〜びっくりしたじゃないか!ルーミア!!」


そう言って、ルーミアをくすぐった


「ちょっ!アリス! やめて〜! 私、脇弱いの〜! あははは~!」


ルーミアは膝から崩れ落ちて笑い転げる。


本当に可愛すぎる。妾の妻になってほしい…そんな事を考えているとルーミアが、


「すきやり!」


妾の脇めがけてくすぐりかかる


「ワハハハ! だめじゃ! やめてくれ〜」


そんなこんなでじゃれ合いながら進んでいくと、途中で宝箱を見つけた。


しかし宝箱は、高い位置に設置されており、背伸びをしても届かない。


「おっ!あそこに宝箱があるじゃないか」


「そうね、でもどうやっても、あそこには手が届きそうにないけど…」


少し考えてから妾はいい考えを思いついた。


「そうじゃ!肩車をいよう!」


肩車である.これにより宝物も取れるし、何より合法的にルーミアをお触りできるのである。


少し変態的だが、我ながらいい考えだと思った。


「それじゃ、妾が支えるから、ルーミアが宝箱を取ってくれ」


妾はしゃがんで、ルーミアを乗せる。


そして太ももに挟まれながら、膝を掴む。


「〜ん あとちょっと〜」


腕をプルプルしながら手を伸ばすが、なかなか届かない


妾は、ルーミアの太ももの温もりを感じながら幸せに浸っていた。


そして妾は、また余計な一言を言ってしまった。


「ルーミア…太もも太いな…」


「え!ちょっともう!いつもそういうことしか、考えてないじゃん!」


足をバタバタしながらムスッとしている。


「痛い!痛い!すまんかった!」


妾はバランスを崩してしまった落ちてしまった。


「イタタタ…次は私が支えるから!」


彼女はそう言って、肩車をするためにしゃがんだ。


「じゃあいくよ!1・2・3!!」


妾はぴょんっと飛び乗った。


「おっとっと〜耐えるのじゃ!ルーミア!」


妾が重いのかバランスが安定しない


「〜ん!ねぇもうちょっとダイエットしてよ!」


「失礼だな!これでもドラゴン族の方では割と軽い方なんじゃぞ!」


「い〜や重いよ!アリスのデブ!」


「何を!!そんな悪いことを言うやつにはこうじゃ!!」


妾は思いっきりルーミアの体を揺らす。


「あ!ちょっとバランス崩しちゃう!ごめん!ごめんなさ〜〜〜い!」


妾たちは大笑いした。


「ていうかこんなことしている場合じゃない!!アリス届いた?」


「ワハハハ、そうじゃな、あと少しでとどいきそうだ…届いた!!」


その瞬間!妾たちはバランスを崩していしまいそのまま落ちてしまった。


かろうじて、宝箱の中に入っていた瓶の薬だけとることができた。


「ねぇ!この瓶の中なんだろうね?」


「そうじゃなこれはなんだろうな?」


不思議そうに瓶を見つめるルーミア、でも妾は知っているこの薬が洋服を溶か

す薬ということを。


いつかのルーミアに使うために妾は、そっと薬をカバンに入れた。





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