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おさわりげんきん!メスガキ魔王ちゃんの初めての混浴!?

 アリスの話曰く、ここら辺に温泉の源泉があるらしい…

その温泉にたどり着くためには山を登らないといけないらしい


 アリスが先導をしてくれて、私が後からついていく、

空は満天の星空。でも私は山を登り始めてすぐにへとへとになりつつある…

正直言って私はたかがお風呂のために山登りをするなんて…と思っている。


「どうした まだ上り初めたばかりではないか!早く行かないと夜が明けてしまうぞ!!」

そんなことを言いながら私のほうを向いて手を振っていた。

アリスと私との距離はどんどん離れている…

私はついにギブアップ!少し休むことにした。


「はぁ…はぁ…はぁ… なんでアリスは、そんなに元気なんだよ!」


「童とお主では単純な魔力量が違うからな仕方がない」


「あっさりした答えだな…アリスはいいよね魔力量0の私の苦しみなんかわからないんだから!!」

私がほっぺをぷくっと膨らませて怒っているとアリスはあきれた感じに


「それなら童がおぶってやろう ほれ わしの背中につかまれ」


「いや…それは大丈夫だよ…」

私をおぶるって…まるで赤ちゃんみたいじゃないか!


「体重を心配しておるのか?それなら気にするでないぞ!!」


「ち、違います!!!!!」

私はまた顔を膨らませていった。

まったくレディに向かってなんてことを言うんだ!!

なんとなくだが女の子が体重を馬鹿にされるのが嫌な理由がわかった気がした…多分ね…

結局、私の足がすりむいていたのでお言葉に甘えてアリスにおんぶされることになった。


「じゃあ童が1・2・3と言ったら、童に乗るのじゃ!!いち~に~ひゃん!」

何とかアリスに乗ることができたのだが…乗った時に鎖骨に触れてしまったらしく

なんだかもじもじしている…


「ル、ルーミア、童は鎖骨と耳が弱いんじゃ…」

いや知らねえよ!…というかアリスにも弱点があるのか…ちょっといじちゃうか!


「ねえ ねぇ アリス?」


「んどうした?」


私はにやりと笑いアリスの耳元で…

「あんよが上手なアリスちゃん いち~に~ いに~に~ あんよが上手アリスちゃん いち~に~さん~!!」

こんな感じに耳元の近くで吐息声交じりの声でメスガキみたいなことをしてみると

「な、な、何をする!?」

突然のことで驚いているのだろうアリスはとても顔を赤らめて、こちらをにらみつけている

私はというと…

「よく歩けましたねよしよしよし~~~!」

思いっきりアリスの頭を撫でてあげた。アリスはちょっと怒った口調で

「ルーミア!!よくも私の弱点を…もうおろしてやる!!」

「ごめんなさい~~~~~!!!」

私たちはそんな感じで女子トーク?をしながら温泉の湧きだす山のふもとに向かったのであった。


 「ついた~~~~~~」


「ルーミアは一切上っておらんかっただろう!!」

一切山を登っていなかった私にアリスはつっこんだ


「ここが童の行きつけの温泉じゃ!!」


アリスは自信満々にそう答えた。確かに、山のふもとにあるだけにあって

満天の夜空であり星がとても美しい、でも明らかに温泉が沸騰しているように見えるのだが…

私がそんなことを考えているとアリスはとっくに服を脱いで温泉に向かって走りそのままダイブした。


「ルーミア~お主も入るのだ!!気持ちいぞ~」

私は、半信半疑であったが、恐る恐る温泉に足をつかる…


「あちゅう!」

案の定、お湯の温度は熱かった…こんなんじゃ入れないじゃないか!!


「ルーミア!?大丈夫か!」

私の叫びをアリスはすぐさま私に駆け寄ってくれて、回復魔法を使ってくれた。

私はというと、涙目になりながらひたすら足をさすっていた…


「アリス~ グスン…お湯の温度熱くて入れないよ~」

そんな私の涙の訴えを聞いたアリスは


「わかった!わかった!童が魔法でお湯の温度を下げるからまっておれ…」

そう言うと何やらアリスが魔法を唱え始め…


「我に従えし精霊たちよ  童に力を貸し与えろ!!」

その瞬間、大量の水が温泉に注ぎこまれる!!

あまりにも大量だったのかあっという間に、温泉は私たちの方へ流れ込んできた。


「わぁ わぁ・・・あ アリスやりすぎだよ!! ごぼごぼごぼ…」

流れ込んだ温泉のせいで私は溺れかけてしまい気絶してしまった…


 「おい! 大丈夫か!? ルーミア!」


 私はそんな声によって目覚めた…

目覚めたときには、アリスは涙目で心配そうに私に抱き着いてきてくれた。

温泉はというと、アリスの水の影響で少し濁っていたが、

熱くなさそうに見える…?というか少しぬるそうに見えた。

そんなことを考えつつ私は温泉に入る


「ルーミア もう大丈夫なのか 休まなくてよいのか?」アリスは心配そうに尋ねてきたが


「うん 大丈夫! そんなことよりお風呂入ろう!」

実は、少し頭がくらくらしているのだが…アリスにこれ以上心配をかけたくないそんな思いで

私は嘘をついた。

まぁそんなことはどうでもいい!!私はゆっくり湯船につかりたいのだ!!


 私たちはゆっくりと温泉につかった

「ふわわわ~極楽~極楽~体が溶けちゃうよ~」


「ルーミア 体は溶けないぞ!」


「例えばの話だよ!例えばの!」


「そうなのか…まぁルーミアが幸せなら童は、うれしいぞ!!」


そんなたわいもない会話をしていた。

アリスはユキが腕につけた魔法陣に気が付いてすこし怪訝そうな顔になり…


「なんじゃこれは?」

と問い詰めてくる。

私はありのままにユキとか言う先代魔王の元四天王が訪ねてきたことや、助けが欲しいときはいつでもトランス魔法を使うことなどいろいろ話した。

アリスはというと、ルーミアは童の愛人なのに…とか 童に浮気とはいい度胸だな…など、ぶつぶつと何か言っている…一通りぶつぶつと言い終わった後 アリスは一言

「でもそち魔法量0なのだから その魔法陣使えないだろう」

‥‥ぐうの音も出ない

私が困っているとアリスが

「わかった童ら 魔法を使えるように特訓をしてやるぞ!! ルーミアの魔力0だと童が目を離したすきに気が付いたら死んでいたなんてこともあるかもしれないからな!」

特訓…私はそんなに頑張ってまで魔法を使う気はないのだが…てか私がドジだからってそう簡単には死なないはず…?前世は神様に哀れまれるほど情けない死に方をしたのだから何とも言えない…

そんなことを考えていると

アリスはお風呂を上がり 魔法で石鹸?のようなものを召喚して 近くの丸太に向かい私を手招きして


「よし今からお主の体を洗ってやるぞ!!光栄に思うことだな!!」


かくして私は美少女に体を洗ってもらうことになった…

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