一方その頃1《緑》
「・・・」
私は緑と呼ばれている
今回の依頼は、チキュウ?という場所の
ニホン?という所にいる、何でも黒の故郷らしい。
私はここで自然環境の調査という依頼で来ていた。
しかし、来てみたは良いものの、何が起こって居るのか
さっぱり分からない。
「なんだあの鉄の箱は?」
何やら変な音を出しているが。
カッコーカッコー
変な音が聞こえる、何だこれは?
ブォォォォン!
「ぬわっ!」
鉄の箱が動いたぞ!?
これはどうやって動いているんだ?
とりあえず人に道を聞いてみよう。
「すいません、道に迷ったんですが、コウバン?
は何処にありますか?」
黒が言うには、困った時はコウバンにいけ、らしい
「あんた不思議な髪色だね?
あまり髪を染めると髪を傷めるぞ?」
「あぁ、地毛なんです。」
「本当かい!?珍しいねぇ、
そうそう交番はここをまっすぐ行ったらあるよ。」
「アリガトウゴザイマス?」
人に助けてもらったらこう言うらしい、慣れない。
「これがコウバンか、コウバンとは交番と書くのか、不思議なもんだ。」
「あの〜道に迷ったんですが、
ここはどこなんでしょうか?」
「あぁ、ここは渋谷です、何処に行きたいんですか?」
「気分転換に旅行先で森林浴をしたいのですが、
何処がいいのか分からず、
自然が多いのは何処でしょうか?」
「それなら北海道の方でしょうか、少し遠いですが、
空港から乗り継げばいけますよ。」
「ありがとうございます、そうします。」
「はい、ではさようなら。」
日本人は親切らしいとは聞いていたが、
思ったよりいいな、
ん?あの子供はなんだ?
「ウワァァァン!」
「どうしたんだ君、」
なぜ声をかけたのか、私にもわからん
日本人の親切心でも移ったか
「あのね、アサガオが枯れちゃったの」
「なんだ、花が枯れただけか、こんな物こうすれば」
「〘開花〙」
途端に花が一気に色鮮やかに咲く
「ウワァ!お兄ちゃん魔法使いなんだね!」
あぁやべ、魔法は使わない方がいいのか
「このことは内緒だぞ?」
「うん!内緒!ありがとう!お兄ちゃん!」
少し路地裏の方に行って
「誰も見てないな」
「〘瞬間移動〙」
北海道にきた、少し肌寒い気がする。
森は、あそこだな
適当な所に降りる、自然を確かめて見よう
「うーん、なるほど酷い」
魔力が全く満ちていない。
でもなぜか木はとても良い状態だ
(魔力も無いのに生き生きとしている。)
(樹精霊は、ほとんどいないな)
でもなぜか森は穏やかだ。
「樹精霊よ、ここはどういう世界なのだ?」
(ドライアド達が言うには、魔法ではなく
科学?化学?とやらで発展した世界らしい、
昔は栄えていた魔物も隕石のせいで全滅、
魔力もその際急激に減少、
今は骨しかなく、キョウリュウ?などと呼ばれており、生き残った魔物も、ユーマ?と呼ばれ受け入れられず、
幽霊や精霊などは魔力が薄すぎて肉眼で視認できなくなり、妖怪や悪魔は肉体を失い、
アンデットは活動出来なくなってしまったという。)
(そうして魔法に頼れなくなった人類は、化学や科学で発展し、今に至ると。)
興味深いデータが取れた、
このことは早く報告しなければな。
あと、そこで見てる君、たまに黒と話しているが、
調律者全員、君達が見ているのは知ってはいるが、
声も聞こえないし、君達に関わる気もないから、
よろしく頼む。
こんにちは
深山 真です。
絶賛風邪をこじらせていますが、なんとか投稿出来て
安心しております。
いや〜他の奴らにもバレてましたね、
具合も悪いのでこの辺で、ほな。