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調律者、勇者になる

前回、世界最強の女騎士に打ち勝ったレイ、

彼は勇者として人々の希望に

「フハハハハハハハハ!

素晴らしいではないか我が軍勢はァ!」

訂正、魔王になるかもしれない。

その声を聞いて玄関からアイリスが出てくる。

「、、何?この魔物達、、」

レイは振り返ってニヤリと笑う

「紹介しようか、この世界でテイムした

我が配下たちを!」

するとレイは1匹ずつ連れてくる

「まずはこいつだな、

ミスリルスパイダー、危険度A

全身をミスリル結晶が覆っている蜘蛛の魔物だ。

高い魔法防御、物理防御を兼ね備え、戦闘能力も高い、

こいつが出す糸が純ミスリルの細い糸でな、

これで編んだ布はそう簡単に貫けず、

この糸で編まれたドレスは王族でも垂涎の品であろう。

今回は4匹テイムすることに成功した!」

ミスリルスパイダー達は右前脚をビッと上に上げた。

「綺麗ねぇ、触っていい?」

するとレイはそれを制止する

「前脚の内側が鎌状になってて鋼鉄の鎧すらぶった切る威力があるけど、それでもいいなら」

「やめておきます。」

するとレイはまた別の奴を連れてくる

真っ白で顔がぬーんと腑抜けた顔をしている蛇だった。

「可愛い!なんて魔物なの?」

「アースサーペント、危険度Sだ」

ブフッとアイリスが吹き出す。

危険度Sは小国が軽く滅ぶ危険度だ。

感覚が麻痺しているが危険度Aでも村や都市の1つや2つは壊滅するだろう。

「こいつはアースサーペントの希少種でな、

別称ホワイトアースサーペント、

アースサーペントの倍は魔力が多い。

初級程度の魔法は効きもしないし、ミスリル未満の刃物は通りすらしない。

更に龍鱗スキル持ちで魔力が自分以外の魔力を阻害する上、物理攻撃を受け流す効果がある。

とどめの地中移動は大地の中を遊泳するように動ける力もある。」

アイリスはレイに聞く

「ど、どうやって捕まえたのよ、、」

レイは思い出すように上を向く

「どうって、、要するに受け流せない威力の攻撃なら通るから、上級攻撃魔法をぶち込んだらこいつから降伏したんでテイムしただけなんだが、、」

「、、、」

「次はこいつだ。」

アイリスは手に持っているものを見て困惑した

「、、バケツ?随分大きいね。」

するとバケツの中の水がうねうねと動き出す。

「、、、なにこれ。」

レイはニヤッと笑うと

「こいつはウォーターミミック、危険度A、

水のように透き通った体で、湖や池の中に潜み、

水を飲みに来た生物を水の中に引きずり込み、

窒息させたり圧死させたりして捕食する魔物だ。

稀に生き残った生物もいるが、消化液でゆっくり溶かされて藻掻きながら死にゆく様は中々エグかった。」

するとレイはバケツを置き、次の魔物を連れてくる。

「こいつはパラサイトスライム、危険度B、

生物の脳に寄生してその生物の仲間を捕食する魔物だ。ちなみに寄生方法は背中から覆いかぶさり脊髄に自分の神経を接続して全身の制御を奪っ

「それ以上は聞きたくないから次行ってくれる?」

レイは少し困惑したように次の魔物を連れてくる。

「子犬?可愛い!撫でていい?」

レイは少し困った様に言う

「死にたいなら構わないが、、」

「、、何?その魔物、、」

レイはゴソゴソと生肉を取り出すと

犬に投げる

すると犬の足元の影が膨張し、

バチン!

と、黒い影の様な口が肉を喰らった。

「こいつはグラファム、危険度S、

子犬の様な疑似餌で生物をおびき寄せ、本体が下から飛び出し獲物を喰らう魔物だ。

ただし割とアホだったからダイナマイトを放り込んだら中で爆散したらしく、ぐったりしていたところをテイムした。」

アイリスはまた一つ学びを得た、見た目に騙されてはいけないと、、

「そして最後は金属系スライム各種に、

宝石系スライム達だ。全員の種類は聞きたいか?」

「やめておこうかな、、と言うか、、希少種やマイナーなモンスターばかり、、もっとなんか無かったの?」

レイは首を横に振る

「そ、そう、、」

アイリスが戻ろうとすると

「あ、そうだ、こいつをやろう。」

レイがミスリルスパイダーをアイリスに渡す。

手のひらサイズのそれは先ほどまで大型犬程のサイズがあったとは思えなかった。

「、、?」

「そいつは結構強い、伊達にAランクじゃないから、

警護係として連れて行け、」

手のひらの上でこちらを見つめる

ミスリルスパイダー、

「、、分かった、ありがとう。」

ちょっと可愛いと思ってしまったアイリスだった。

ちなみに、残りの3匹もそれぞれ1匹ずつニーナとリアに付けられた。

何故レイが急に警護を付けたか、それは、数日前、

勇者決定戦終了後に遡る

〜〜〜

「いや〜まさかレイが出場してるとは思わなかった〜」

とニーナが言う

そう、あの時レイが受け取った手紙、

何故観戦券がアイリスのにまとまって入ってたか、

それは、感のいい人ならわかるだろう。

アイリス達が受け取ったのは観戦券(・・・)

しかしレイが受け取ったのは招待券(・・・)

そう、レイは最初から選手として招待されていたのだ。

すると目の前に馬車が止まる

「せんs、、レイ様、少しお話があるので、乗って頂けますか?」

ミコトがレイに話しかける

「、、先に宿に行っててくれ、機動兵隊(エクス・マキナ)。」

〈こちらに〉

「EI2-AS134機、EI2-GU031機、

アイリス達を宿まで無事に送り、

宿の部屋の中で警護しろ。

怪我の1つもさせてはならないぞ。」

〈かしこまりました。〉

機動兵隊に性別はない、

だが一応女性型の機動兵隊を付けておく。

アイリス達を見送り、俺は馬車に乗り込んだ。

馬車に揺られながらミコトをみる

「さて、ご要件は何ですか?ミコト第1王女様?」

ミコトはビクッとすると、こちらを見る

「、、要件は3つあります。そのうち1つは依頼、1つは報告、もう1つはお願い、、と言うか意思の確認です、、」

「、、それは、俺への依頼(・・・・・)か?それとも、調律者への依頼(・・・・・・・)か?」

「レイさんへの依頼です、」

ふむ、深読みしすぎたか、、

「実は、、とある滅んでしまった国があるのですが、」

ミコトは息を深く吸って言う

「そこの城に、とある悪魔が入り込み、自分たち含め、一部の魔物達と魔族(・・)を名乗り、自分を魔王だと宣言、世界中に宣戦布告をしました。」

、、、知っている(・・・・・)

予定されていたことだ。この世界には、このタイミングで魔王が生まれる、そして、勇者の称号を持つ者に、魔王討伐を依頼することを、

しかし、勇者の称号持ちは俺だけではない、

他にも何人かいる、それこそオリビアもそうだ。

「そこで依頼です、魔王を討伐してください。

お願いします。」

凛とした瞳でまっすぐ見つめてくる。

「、、断る、と言いたいが、まぁ、受けよう。」

「本当ですか!?」

「ただし、保証はしない。」

「、、分かりました。」

少ししょんぼりしている、、

仕方が無いだろう、魔王を討伐するのは俺ではいけない、異世界から来る、真の勇者でなければならない。

そして、機動兵隊達から仕入れた情報によれば、魔王がいるのは、、北極の位置、北極点に、奴がいる。

衛生写真から見たこの世界は、まさしく地球、

多少形が違うとはいえ、ここは()、日本だった。

位置は北海道の札幌辺りだろうか、

都市の位置までそっくりとは、因果な物だな。

「で?残りの2つは?」

ミコトは申し訳なさそうに手紙の束を渡す

「、、貴方へのお見合い依頼書、計23枚、、」

「予想はしていたましたが、、多くないですか?」

紙の束を受け取り、さてどう断ったものかと思っていると、

「それで、、3つ目なのですが、、」

モジモジゴニョゴニョと言うので、

聞いてみる

「どうしました?」

「わ、わ、わ、、」

ミコトは顔を真っ赤にしながら

とんでもない事を言い放った。

「私と結婚してくださいませんか?!」

「、、、」

はて?なんの冗談だろうか。

カメラでも仕掛けられているのだろうか。

いや、この世界、今はカメラがないか。

「えっと、、、何故?」

「、、、えっと、、その、、代々王家は、勇者を夫とする伝統がありまして、、それで、当代の第1王女が私、、それで、勇者がレイさんなので、その、そう言うことでして、、」

、、、それは政略結婚なのではないのだろうか、

「それは政略結婚だろう、嫌なら嫌だと言えばいいではないk

「私は本気です!」

ずいっと迫ってくるミコト、

、、逃げたい、

転移魔法で逃げようかと真剣に考える。

「最初は、頼りになる人だと思ってましたが、

だんだん、レイさんに惹かれていって、、」

「そんな赤裸々に語らないでくれ、、

俺には好きな人が、、」

「居るんですか!?」

しまった、口を滑らせた。

「、、まあ、そう言うことでして、その、、

お友達からで、、、」

ミコトはシュンと縮むと、

「、、分かりました、ひとまず、考えておいてください。」

「はぁ、、」

、、、気まずい、、

俺は暫く後、宿の前で降りると、ミコトに別れを告げ、

部屋へと戻る

「、、魔王ねぇ、アイリス達に機動兵隊でもつけようか、、いや、、そうだ、テイムした魔物を付けよう、

そうだな、、龍でも連れてくるか?」

俺はダンジョンへと足を向け、数日後帰宅する、

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