表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
50/67

黒の居ない日

こんにちは、深山 真です。

今回のお話、

書いてたら思ってたより長くなってしまいましたが、

長編だと思ってくれたら幸いです。

「今日こそ決着を付けようか、(ガーネット)、」

「望む所だ(タンザナイト)

今日こそ白黒ハッキリさせようか!」

「えぇぇ、、」

こんにちは、私は

アスティール侯爵家の長女、

アスティール・シェイル・アイリスです。

今日はレイさんがお仕事らしいので、

レイさんの同僚の調律者(?)という人達を訪ねて見ようと思った矢先にこんな会話が聞こえてきたんです。

(ま、まさか、戦う気じゃ?)

ダメダメ!絶対にダメだよ!

レイさんから聞いた話だと、

(ガーネット)って人は初級火魔法の〘着火〙で山を吹き飛ばすらしいし、

(タンザナイト)って人は海を氷漬けにした事あるらしいし、

(シトリン)って人は雷一発でドラゴンを消し飛ばしたらしいし、

(トルマリン)って人は一晩で大国を地図から消したらしいし、

(アメジスト)って子は最大級のダンジョンを1日で

踏破したらしいし、

(クオーツ)って人は一日で別の世界から命という命を奪ったらしいし、

そんなおっかない人達だけど、優しい性格って聞いても怖いよ!

そんな人達が争ったりしたらこの国は、、、

(血の海になっちゃうよ!)

「さあ、やろうか!」

(止めなきゃ止めなきゃ!う、、う、、)

「うわぁぁぁぁ!戦っちゃだめ〜!!」

「ババ抜きで!」

「望む所だボコしてやるよ!」

ズザァァァァァ!

そこでは調律者達がトランプでババ抜きしていた。

「、、、」

『、、、、?』

「、、、」

『?????』

「、、ごめんなさい、、、(めちゃくちゃ小さい声)」

〜〜〜

「あっはっはっはっは!!

それで私達が戦おうとしてると思ったの!」

「すいません、、私の勘違いで、、」

そう爆笑していたのは(ガーネット)

顔を赤くして恥ずかしがっているのはアイリスだった

「そんな事したら国どころかこの星が消し飛ぶから、

やらないよ、だから調律者間の揉め事は、

ゲームとか計算速度とかそういう力をあまり使わない物でって制約で決めているんだ。」

(それって制約が無ければ殴り合いの喧嘩に

なってるんじゃ?)

「まぁそうだな、私含め、

血気盛んな奴らばかりだからな。」

「しれっと心を読まないでください!!」

「おいおい、読心術くらい基礎知識だろ?」

「そんな基礎知識聞いたことないです、、」

「まぁまぁ、お茶でも飲みますか?」

そう切り出したのは(トルマリン)

「あ、ありがとうございます。」

そうして、アイリスの前に出されたのは、

美しい色の赤い紅茶だった。

恐る恐る飲んだそのお茶は、、

「お、、美味しい、、」

(凄い、今まで貴族とのお茶会に行ったこともあるけど、そこのどんな高級な茶葉で淹れたお茶よりも格別に美味しいお茶だ、、)

「それは良かった、自慢の自家製茶葉だからね。」

「紅茶淹れるのは(トルマリン)の数少ない取り柄だからな、あ、私も頂戴。」

「私も〜!」

「じゃあ俺も、」

「私も。」

「き、君たち、ここぞとばかりに、、、」

(トルマリン)は渋々お茶を淹れに行った。

「まぁ美味しいのは当然だな、

あいつはもう何千年何万年とお茶を淹れてたからな、

純粋に技術が高い、あとついでに茶葉も良い。」

「このお茶、自家製って言ってましたけど、

何処で採れた茶葉ですか?」

「う〜ん、確か、世界樹の森だったな。」

「へぇ~、世界樹の、、、世界樹の森!?」

「そこの生命の泉の水を使って、近くで温度、湿度、天候なんかを魔法で徹底管理して、茶葉の摘み取り、発酵、乾燥やらなんやらをすべて(トルマリン)が手作業で丁寧に行って、保存魔法で品質を徹底管理しているらしい、詳しい事は知らないけどね、お湯も生命の泉の水を丁度いい比率で混ぜた紅茶に適した天然水で出してるらしいね。」

「、、そ、それって、お値段はいくら位に、、、」

「えっと〜この世界の通貨で換算するなら、

茶葉の値段とお湯の値段、(トルマリン)の技術費込みで〜、、、1杯当たり173万8900円(・・・・・・・・・)ってとこじゃない?」

「、、、」

「あれ?アイリスちゃん?」

ツンツン

「、、、座ったまま気を失ってるみた〜い。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ピンポンパンポーン、

ここで豆知識、

私達の住む星、地球での最高級の紅茶は、

諸説ありますが、

マカイバリ茶園シルバーニードルズという紅茶で、

1杯当たり約42万円というぶっ飛んだ値段です、

しかし(トルマリン)が栽培していた紅茶は1杯約174万円、

何と約4.14倍、そんなの飲んでたと知ったら

そりゃあ気も失いますわ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「お〜い。」

目を開けると、紫色の髪の女の子、(アメジスト)が居た。

「ハッここは何処?どれくらい寝てたの?」

「気を失ってから5分も経ってないよ。」

「そ、そうでしたか、、すいません。」

「別に構わないよ、どうせ暇だし。でも1つお願いがあるんだ。」

「えっと、、なんでしょうか?」

「ご飯を作ってよ、お腹すいたんだ。」

「い、いいですよ。美味しいかどうか分からないけど、、」

「あと、そろそろ降りてくれないかい?」

「え?」

よく見ると自分が(アメジスト)に膝枕されていると気付いた。

「わ、わぁぁ!ごめんなさい!」

「別にいいよ、ご飯作ってくれたら。」

(食欲旺盛なのかな?)

「あ、そうだ!(トルマリン)さんは!?

あんな高級なお茶いただいたし、

何かお礼をしなきゃ、」

「別に構わないさ、あいつは人に自分の紅茶を振る舞うのが趣味だし好きだからね。」

「そうなんだ、、」

「私達も何度か貰ったけど、お金を請求されたことなんて無かったよ。」

「それは良かった、、」

「ちなみに不味いなんて言った暁には、植物の肥料になること請け合いだから、やめておきなよ。」

「言いませんよ!」

〜〜〜

「これだ!」

「がぁぁぁ!負けたぁぁぁ!」

「まだやってたの?」

「あ、アイリスちゃん起きた?」

「今丁度10戦10敗だ、(ガーネット)が、」

「あっ!それ言うなよ!」

(ガーネット)がトランプ最弱なのは今に始まったことじゃないでしょ。」

「それもそうだな。」

「お〜ま〜え〜ら〜!〔赤く紅く燃えし紅炎よ、

燃えよ爆ぜよ吹き荒れy

「〔詠唱よ沈黙せよ〕〘詠唱妨害(スペルジャミング)〙」

パァン!

「あっテメ、この野郎!」

(ガーネット)(タンザナイト)の一瞬の攻防、

この間僅か3秒、

、、、本気を出した彼らはこんなものではないが、、、

「ご飯出来ましたよ!」

「飯?あぁ、(アメジスト)か、」

「わーい。」

「えっと、これです。」

そこには綺麗な焼き目のステーキがあった。

「お前、こんなの作れるのか。」

「いや、これくらい料理が出来れば誰でも出来ると思うんですけど、ただ火を通して塩をかけただけなので、、」

「いや〜料理が出来るだけで儲けものだぞ?だって、、」

「ここにいる全員、料理出来ないから、、物理的に」

「、、、へ?」

「赤がやれば消し炭に、俺がやれば氷漬け、黄がやれば電気で焦げるし、緑は、一番マシだな。簡単な料理ならできるしな。紫がやれば毒が混入するし、白がやると魔力で変性するし。」

「じゃ、じゃあいつもは誰が、、」

(オニキス)だな、あいつは料理が上手いし早い。」

(オニキス)、、レイさんが居なかったら?」

「仕事先で買ってたな。紫は凄く我慢していた。普通にあいつが食えば、レストランの食料庫は空っぽだ。

だから黒が特殊な魔法を掛けて料理を作ってる、

紫の空腹を満たすためにな、」

「、、(アメジスト)さんって、なんでそんなにご飯を食べるんですか?」

「あいつは元々種族的に調律者になるのは厳しかったんだ。だが、その力を埋める能力があった。

七大罪の1つ〘暴食〙、凄まじい再生能力と耐性、

戦闘能力を得る代償に、満たされない空腹感を

持ち続ける、その代償は白が抑え、黒が特殊な料理を出すことで防いでいるが、あいつが腹いっぱいになることは無い、いつも腹8分目で止まってしまうんだ。

黒がいなかった頃は、ずっと腹が鳴ってて気の毒だった。これでも結構マシになったんだ。」

「そ、それってどうにかならないんですか?」

「無理だね、先天的に持ってる能力ってのは魂に癒着する、無理に引き剥がせば、

良くて人格喪失、最悪死ぬ。蘇生も不可能だ。」

「私達もそれぞれ七大罪系を持ってるが、この能力はとてつもない力の代わりに、代償も強い。結構悩んでるんだぞ?」

「ちなみに、聞いてもいい話ですか?」

「構わないよ、黒が信用してるみたいだし、

私、(ガーネット)は嫉妬、憧れが暴走している。

何処までも努力出来るし強くなれるが、周りが強ければ強い程、周りを殺せという殺戮衝動に駆られる。

今は負けず嫌いで戦闘狂気味で済んでる」

「俺、(タンザナイト)は傲慢、自信が暴走している。

精神攻撃を無効化したり、相手が強ければ強い程強くなったり結構強いが、能力が暴走気味になってな、当たりを氷漬けにしてしまう。今は白が抑えていて身体が冷たいだけで済んでいる。」

「私、(シトリン)はね〜憤怒、怒りが暴走しているの!強い戦闘能力と魔力を誇るんだけど、色んな生き物という生き物に激しい怒りを感じちゃうの!

だから、白の魔法で反転させてる結果、やたら性格が明るくなっちゃったの!」

「私、(トルマリン)は、怠惰、みんなが暴走しているなら、私は逆に、やる気とかが極端に沈静化しているんだ。相手の特殊能力が効きにくいとか、相手の感情を沈静化させたりできるけど、代わりにやる気とか、活力とかを失うんだ。今は紅茶を入れたりすることで、活力とかを失わないように頑張ってる。」

「私、(クオーツ)は色欲、字面はあれだけど、要するに催眠とか、洗脳とかそういう精神汚染系に大幅な強化が入る。代償で(ピーー)ってなったり

(自主規制)ってなったりするけど、教皇になったことでそういう欲を捨てているんだ。」

「でもってお待ちかね、あんたの旦那さん」

「だだだだだ旦那じゃないです!!!!」

「まぁ消去法でわかるでしょ?(オニキス)

「俺は強欲、相手の能力や姿を奪ったり、賭け事に勝ちやすくなったりするが、三大欲求のみならず、

知識欲、財欲、承認欲、とかあらゆる欲が強く暴走するようになる、あまりにも多すぎて、意識して封じてはいるが、1割位はどうしても抑えられない、

今は知識欲とか生存欲を放置している。」

「あれ?黒帰ってきたの?早いね。」

天界の使徒(サハクィエル)は一掃した、が、

予想通り末端だった。だがいい知らせだ。予測していた天界の使徒本部位置、第三宇宙基準座標法で式されたAF-T34線S2世界群〜KI-F17線D7世界群の範囲を

第三宇宙基準座標法、

BT-R76線H7世界群〜GZ-J64世界群にまで

絞る事が出来た!」

「何だって!?」

「それは凄いことだよ!

また一歩、天界の使徒を追い詰められた!」

「ねぇまって、その第三なんたらって何?」

「あぁ、簡単に言えばその数だけ世界線があるんだ。

第一宇宙基準座標法AA-A00線A00世界群から

第十宇宙基準座標法ZZ-Z99線ZFF世界群まで

番号が振られている。ちなみにこの世界は、

第七宇宙基準座標法SI-N48線S4D世界群地点β-59だ。」

ちなみに画面の前の君たちの世界群は

第七宇宙基準座標法SI-N48線S4E世界群地点β42だ、

結構近いから頑張ったら来れるよ(多分。)

まあまず君達の世界線端っこである宇宙の端に光速で突っ込みつつある条件を突破しないと来れないけどね。その条件は機密情報だから内緒だよ。

「てなわけで、調律者諸君、君達も帰ってお仕事だ!俺は今回の活躍でまた休暇がもらえたからのんびりするよ。」

「え〜ずるーい!」

「もう少しいたかったけどね、バイバイ。」

「うーい」

クイクイ

「帰ろっか。」

「いや、紫、お前も行けよ、」

「私は仕事なかった。」

「はぁ?、、、マジで無いし、、、」

「ご飯作って。」

「はいはい。」

「、、みんな行っちゃった、、」

「アイリス、お前も早く来いよご飯要らないのか?」

「あ、要る!」

(旦那さん、、か、)

、、、そういうのも、悪くないのかもしれない♪


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ