勇者パーティーに入る
よし、勇者の通る場所を予測し、そのルート上にあるポツンと目立ち、なおかつ1人になる場所を
絞り込みそこで待機、
こういう場所は大抵の場合、
「お嬢ちゃん、今1人〜?良ければ俺達と一緒に
遊ぼうぜ〜?」
はいキターーーー!ナンパ男1とモブ男2、だ!
「断る。今忙しい。」
「ハァ?俺達と遊べないの?いい思いさせてやるぜ〜?」
明らかに俺を舐め回す様に見ている、
まあ今の俺は自分で言うのもなんだが
若くて綺麗な美人さんだからな。
おっと勇者がこちらに来ている、
そろそろプラン発動だな。
〜勇者パーティー〜
「いや、ほんとに結構ですので、」
「いいから、こっち来い!」
「あれは、、、」
「女の人に言い寄ってるやつだね。」
「ちょっと俺行ってくるよ。」
「気をつけてね。」
男の方に向かい、声を掛けようとしたその時
「はあ、仕方ないか、」
「おっ、来る気になったか?」
〔それは光、道しるべ、我らを導く月の光〕
「おい、お前、まさか、」
〔すべてを照らす月光よ、わが求めに応じ収束せよ〕
女の人の周りに光が集まる
「やべえ!コイツ、魔術師だ!」
「逃げろ!」
男たちが通りの方に出る
〔天よ、この愚かな者達に鉄槌を!〕
キュイィィィィンンン!!
「〘衛星収束砲〙!」
チュドォォォーン!!
天から光が落ち、男たちの目の前を貫く
慌てて外に出ると男たちは気を失い
道の石畳は融解していた。
「す、凄い、、」
これしか言葉が出なかった。
「今のは何、?まさか、失われた属性、星属性の
魔術、なの??」
「あなたは、何者?」
「はじめまして、レイと申します、
職業は魔術師です。」
「「魔術師!?」」
「ねぇ魔術師って?魔法師じゃなくて?」
「魔術師っていうのは魔法の才能がある人の中にたまに出る魔術適性がないとなれないの。」
「しかもかなりの手練だね」
「ねぇ、私をパーティーに入れてほしいんだけど、
良い?」
「もちろん!私は、ニア、職業は盗賊だよ。」
「私はルナ、職業は僧侶。よろしく!」
「俺はシュン、一応勇者なんだよ。」
「そうなんだ、よろしく。」
勇者パーティーに入れた、なんとかうまくいってよかった。