決戦
ドドドドドドドドドド
(喋る間も与えてくれ無いか。)
機械仕掛けの神による高密度の弾幕を避け防ぎを繰り返し続ける。
(まだ本調子が出ない、)
本来、戦闘能力に関して他の調律者達の追随も許さない戦闘力を持っている黒は今、
心核損傷により魔法系統に制限がかかっている上に
心核開放による戦闘補助も無い、
トドメにステータス制限を受けており、
いつもの戦闘力の10〜20%程度しか
出せていなかった。
「〘次元断裂印〙!」
ブブブ、、
しかし紋様はかき消え、効果は無かった。
「〘化学兵装〙〔対物狙撃銃 バレットM82〕」
〈〘化学兵装〙〔突撃銃×2〕〉
そう、黒の化学兵装は、このデウス・エクス・マキナ
の能力を転用した物だった。
ドン、ドン、ドン、
ドドドドドドドドドドドドドドド
「駄目だ弾幕の量が足りない、
アレを出すしか無いか」
「〘化学兵装〙〔重機関銃 ブローニングM2〕」
ドンドンドンドンドンドンドンドン
ガンガンガンガン!
「ダメージはあるけど今ひとつってとこか?
どんだけ強固なんだよ!」
ドン!バリン!
バシュッ!
「グフッ、、」
(結界が先に音を上げたか!)
しかも物理攻撃無効なはずなのに何故俺にダメージが入っているんだ?
〈そろそろお主も限界かな?〉
「いや、まだだよ、」
(動きを止めたな、これならワンチャンある!)
俺は魔石を砕き、合図を送った。
(そう、戦闘に関係無い者は巻き込めないが、
物なら出来る!はずだ!たぶん!きっと!
恐らく出来る?出来るよね?
待って不安になってきた、、)
しかし、空を見るとそれが見えているので
たぶん問題ないだろう。
あと5秒稼げば、、
「〘大地の束縛〙!」
〈こんな物!〉
ブチブチと音を立ててちぎれる木の根だが
そろそろ到着するだろう、
「じゃあ、武運を祈る!」
〈は?〉
ゴォォォォォォ!!
〈まさか、おい、貴様!〉
そう、緊急時に呼び出して使う切り札1!
その名も!
〘巡航ミサイル トマホーク〙
トマホークが機械仕掛けの神に激突すると同時、
耳をつんざく炸裂音と閃光が走る
これはアメリカが開発した巡航ミサイルで、
射程が長く、比較的低空を高速で飛行し、
本来はGPSなどで目標を精密に攻撃できるのが
特徴だが、GPSなどこの世界に無いため、
魔石に登録した魔力パターンの場所を
追跡する様にし、合図を魔石にすることで誘導した。
最も、弾速が遅いため、
高速移動する相手には向かない。
(いざという時のため、こっそり作っておいた
小型の空母にトマホーク載せておいて良かった。
あと3発なら行けるが、どうだ?)
煙幕が晴れると同時、銃声が轟く
「まあ、ダメか。」
機械仕掛けの神の目は、異常なほど紅く輝いていた。




