気を取り直して
〜1時間後〜
「ごちそうさまでした。」
「ありがとうございました!」
「次からはちゃんとメニュー表をみよう。」
「そうですね、、」
あのあとの料理は割とまともだった
まともじゃないのはドリンクだけだ。
「さてと、おい、そこのアホ2人。」
「「誰がアホよ!」」
「ニーナ!?それにリナまで、、」
「やっぱりつけてたな。」
「アハハハ、ごめん」
「罰として腕立て伏せを100回やってもらおう。」
「え〜やだ~」
「じゃあ100回か、この紙の数字の中から1つ選べ」
「どれどれ」
A、51
B、10×7
C、9²
「計算なんてできないだろ?大人しく腕立て100回してもらおう。」
「フッフッフ、甘いわねレイ、私はそこそこだけど
商会で働いてたんだよ?計算くらいできるんだな〜」
「私も!」
「ほう、ではどれにする?」
「「A!」」
「理由は?」
「Aは51回、Bは70回、Cは81回、当然Aよ!」
「残念だったね〜」
勝ち誇った顔をした2人に残酷な事を告げる、
「やっぱお前ら計算できなかったか〜」
「んな!?」
「そんなことないよ!」
「あのさぁ、Aだけただの数字だと思ってる時点で
おバカなんだよな〜、A、ホントに51?」
「読みすら出来ないと思ってる?」
「えっと〜あれ!?よく見ると1の下に点がある!」
「そう!これは1ではなく、
階乗を表す記号「!」だ!
つまり5の階乗!」
「つまり、ニーナ達は5の階乗回、
5×4×3×2×1、つまり120回腕立てって事?」
「その通りアイリス!流石貴族のお嬢様、計算も楽々ってわけだ!」
「ずるい!汚い!」
「バカ!マヌケ!」
「ハッハッハなんとでも言うがいい!」
「変なところで照れ屋!」
「クール気取ってるけど取り繕えてない!」
「意気地なし!」
「ウッ、」
「あ〜!図星だ〜!」
「やっぱり照れ屋さんだ〜!」
「クール気取r」
ゴス!ゴス!
「あ〜ぁ、あんなに煽っちゃったから、」
「あ、そうだ、明日から2週間位、用事がある
これをやるから困った時だけこれで呼んでくれ。」
俺は水晶を三人に渡す
「いてててて、これって?」
「石?」
「連絡用の水晶だが?」
「「「、、、」」」
「どうした?」
「「「えぇぇぇぇ!!!??」」」
「ちょっとこんな高価なものもらえないよ!?」
「は?そんな高いのか?」
「これ1個で100万円はくだらないよ!?」
「しかも使い捨てだし、」
「いやこれ使い捨てじゃねえから。」
「「「はぁぁぁぁ!?」」」
「そんなの国宝級だよ!?」
「それが3つも、、」
「いや、俺も持ってるから4つだし、自作だからお金ほとんどないぞ?」
「もう何も言わないわ、、、」
「???」
そんなに貴重なのか?