恋愛相談
「相談があるって?」
「うん、実はね、」
〜〜〜
「へ〜レイのことがね〜(ニヤニヤ)」
「意外、アイリスって男の人苦手だったのに〜」
「何時から?」
「えっと、最初に助けられた時、かな」
「うっそ〜一目惚れ!?」
「ちょっと声が大きい!」
「でもレイってモンスターだよ?」
「それでも好きなの、、」
「ちなみにどこが好きになったの?」
「優しくて、かっこよくて、
なんか勇者みたいだなって。」
「そう?勇者っぽいかって言われるとな〜」
「どちらかと言うなら魔王とかダークヒーローとか
そっち系な気がするけど。」
「わかる、なんかあいつの場合
『世界の平和は俺が守る!』とかより、
『よく来たな勇者よ!』って言ってそうな気がする。」
「う〜んそうかな〜、怖いなんて思わないけどな〜」
「てかそもそも会ってから2週間位
しか経ってないけど?」
「もうそんな経つんだ、」
「まあ何ともあれ、頑張ってあいつを落としなよ。
ライバルは意外と多そうだし。」
リアは軽く周りをみると一部の女性冒険者達は目をそらした。
「そ、そんなに多いの?」
「なんとびっくり、レイって意外と人気高いんだよ
荒くれ者の多い冒険者の中でも結構イケメンだし、
性格も良くて優しいし、結構狙われてるんだよ。」
「えぇ、そうなんだ、、」
「まぁ多分レイがモンスターって分かったら
半分近くは諦めるでしょ。」
「あとはあの堅物を落とせるか、だね」
「レイって堅物だったの!?」
「そうなんだよ、あれは3日前、、」
〜〜〜
「あの〜すいません、今お時間よろしいですか?」
「はい、どうされました?」
「えっと、一緒にご飯に行きませんか?」
「貴女の様な綺麗な方からのお誘いは嬉しく思いますが、食事に行くほどの時間がありません、残念ですが、これにて失礼します。」
(あいつ、上手い、相手を傷つけ無いように言い回しを駆使してしれっと断って逃げて行った、、、)
〜〜〜
「ってことが、、、」
「どうしよう、大丈夫かな、」
「まぁ当たって砕けろって言うし誘ってみたら?」
「うぅ、分かった、、」
〜〜
「ねぇ、レイ、今いい?」
「あ、あぁ、いいけど?」
「えっと、明日って暇?」
「今のところ予定は無いけど、どうしたの?」
「一緒にご飯とかどうかなって」
「分かった、明日のお昼でいいか?」
「え!?あ、うん!明日のお昼行こ!」
「分かった、その様に予定を立てておこう。」
「あ、ありがとう、、」
〜〜〜
「「えぇぇぇぇぇ!?」」
「あっさり行った!?」
「思ってたより簡単に!?」
「でもあいつ今までどんな誘いを受けても断ってたのに、、」
「あいつ、まさかアイリスの事好きなんじゃ?」
「あるある、もしかして両想いなんじゃ?」
真に恐ろしくは女の勘、あっさり恋心を見抜かれた
黒だった。