長期休暇
目が覚める
俺は確かターゲットを処理して、その後倒れたはずだ
その前に、言いたいこともある。
「知らない天井だ」
「いや君の部屋だし知ってるだろ。」
横合いからツッコミを受けるが聞き流し起き上がる
「どれくらい寝ていた?」
「5時間。」
「そうか、そんなに経ってたのk、、、今なんて?」
「5時間。」
「、、、え〜、単位何年とか何ヶ月とか何週間とか
じゃなくて5時間?単位何時間なの?」
「うん、びっくり。」
「で、何で俺倒れたんだ?」
「重度心核損傷、つまり過労だ。」
「そういえば何百年と休んでいなかったな〜。」
「で、何時から仕事に戻れるんだ?」
「あのねぇ君つい5時間前倒れたばかりなのに
もう仕事の話?どれだけ仕事中毒なんだよ。悪いけどしばらく休んでもらうよ。」
「心核に亀裂が入っているんだ、しばらく魔法使えないからね。」
「しばらくってどれくらいだよ。」
「1週間魔法使用禁止、1ヶ月中級以上の魔法禁止
1年間上位魔法及び心核解放の禁止、
更に心核始動による身体能力向上は2週間禁止、
君の模倣は1週間禁止だ。トドメに能力を50%
封印だ。」
「それほとんど制限受けてるだろ。」
「それくらい重症なの。ここまでしても
君は国1つくらいなら滅ぼせてしまう。」
「我ながら自分が恐ろしいな。」
「本当は戦闘行為自体1週間禁止したいけど、
無理でしょ?」
「無理だな。」
「そこでこれを使いたまえ。」
白が差し出したのは黒い大鎌だった
「、、、これ俺が1500年位前に模倣を使わず鍛冶スキルで作った大鎌だよな、作った後鑑定したら
ユニーク級だったから放置してた筈だけど?」
「鑑定してみろ」
「、、、おい、神話級ってどういう事だ。」
「君、この大鎌に魔力注ぎ込む術式刻んでそのまま置いてただろ、君の魔石保管庫に」
「あ、」
「長い間魔石から溢れた魔力を取り込み続け
更に魔石保管の為に充填し続けた魔力を吸い込み続け
1500年、ついに神話級になってしまったのさ。」
「どうりで魔力の消費が激しいな〜とは思ってたけどそういう事かよ、、塵も積もれば何とやらって
積もりすぎてエベレストになってるよ。」
「えべれすととやらが何かは知らないけど、
とりあえずそれもってここ立って。」
「はぁ、」
言われたとおり立ってみた
すると魔法陣が現れ起動する
「この魔力と術式、、転移魔法じゃねえか!?」
「今から魔物もあまり強くなくてかなり平和な
平行世界線送る、そこは本筋と大分離れてるし、
収束性も認められない、そこなら少しくらい好きにしてもいいから、2年位休んで来な〜」
「おい!俺がいない間仕事はどうするんだよ!?」
「私達で片付ける、」
「そういうのは他のやつに許可を」
「取っている!」
「緊急依頼が来たらどうする!?」
「そもそも君働けないでしょ。」
「魔法を解除しろ!〘魔法破」
「もう遅い!〘瞬間移動〙!」
フッ
黒は強制的に休まされた