次のダンジョンへ
「次のダンジョンに行こう。」
「そうだね、そろそろ中級者向けのダンジョンでもやっていけるよ。」
「じゃあ行ってみるか!」
中級者ダンジョン1階層
「早速お出ましか、」
目の前にはやはりゴブリンがいるが、
すでに最初のダンジョンの倍は居る
「喰らえ、ハァッッッ!」
ザシュザシュ!
「〘鋼糸線斬〙」
ゴブリンは全滅した
「なんか楽だな」
「意外と強いのかもね私達。」
その後も次々と進み、気づけば20階層だった。
「あれがボスか、」
目の前には2m位の蜘蛛がいた。
なんか紫みたいだな
容赦はしないけど。
「皆行くぞ!喰らえ〘雷撃斬〙!」
「よし、レイ魔法を!」
「あ~いらないと思う。」
「私もそう思う。」「私も。」
「え?」
目の前のタラテクトは真っ二つになっていた。
「「「「・・・帰るか」」」」
〜ギルドにて〜
「なあ、もういい加減1番強いやつのところ行かないか?」
「もしかしたらいけるかもね。」
「だって中級者ダンジョンのボス一撃だよ。」
「そろそろこの国最後のダンジョンに行こうか。
あそこは10階層までだから頑張ろう!」
「10階層って狭くない?」
「1階層が通常のダンジョンの5倍、つまり実質的には
50階層ある。」
「それにしても魔王は何処に居るんだ?
そろそろ勇者の出番が欲しいんだけど?」
ルナとニアは顔を見合わせ、
不思議そうに聞いてくる。
「「マオウって何?」」
「「はい?」」
「勇者って魔法も剣も使える最上位職業だけど、
それ以外にあるの?」
「魔王を倒すため世界が召喚するものではなく?」
「別の世界からたまに強い人は来るけど
マオウ?を倒すためとは聞かないな。
ああ、マオウといえば、そんなお伽噺なら知ってるよ!数百年前それこそマオウが世界を征服してたけど勇者が倒し、残った魔物が溜まったのがダンジョンらしいって。」
「すまない、急用が出来た。今日は解散でいいか?」
「ああ?うん、じゃあね。」
あり得ない
この世界に魔王がいない?何が起こってるんだ?
部屋に戻り魔法を使う
「〘魔法隠蔽〙〘施錠〙
〘閉鎖結界〙
〘遮断結界〙
〘消音〙」
水晶を取り出す
「こちら白、どうしたんだい、黒」
「この世界の依頼は勇者による魔王討伐の補助
だったな。」
「そうだけど?」
「落ち着いて聞いてくれ
魔王は、数百年前に滅んでいる。」
「何だって?」
「魔王が居るはずなのにもう居ない、異常事態だ」
「まさかこれは、、、」
「これは、恐らく、」
世界線は少しズレたくらいなら
勝手に修復しようとする
ある人が急いでいて転んでしまった
そこから走ったので間に合った
これがこれが歴史の修繕力
走った結果事故に遭い亡くなってしまった。
でもその人の代わりの力が出る。
それが天才の存在、世界の修復力
地球が何らかの影響で科学ではなく
魔法で発展した地球
こういう世界の修復力や歴史の修繕力が働かない極端にズレた世界線を、私達はこう呼ぶ。
【平行世界異常分岐点】
こんにちは深山 真です
先に言いますがリアルが忙しいので
しばらく休日投稿が2話でなく1話になります
ご了承ください。




