教会
村の入り口に4人の少年が集まり話し合った
「まずは俺の叔父の家まで行くぜ」
「あ~お前の叔父はケープに住んでいるだったな~」
「へーセリカの叔父ってケープにいたんだ」
「そういえば昨日言ってた大きな龍ですが、どうするのですか?」
「さぁな、何もしてなかったしまずは緑の奴を探さなきゃだろ」
話していると一人の村人の男が近付いてくる。
「どけ不良ども早く山まで行かなきゃいけないだ」
「なら勝手に通れよ」
「どいてやろ~よ、セリカ」
セリカ達はゆっくりと離れる。
「我らも早く出発しましょう」
「そういえば木の実を取ってきたんだ」
アキラは肩に掛けてきたバックの木の実を見せた。
「昼ご飯の代わりに途中で食べましょう」
「気が利くな~」
4人の少年は歩きだし、昼過ぎにはケープの門に着いた、ケープの門には数人が出入りをし左右に兵が警備し、4人は歩きながら話していた。
「さっき話した通り二人ずつに分かれるが運でいいよな?」
セリカの叔父の家か教会に行く二つのグループに分かれた。
「じゃあ俺とセリカで叔父の家に行ってくるぜ~」
「こっちは何だか不安ですね」
「失礼だな、教会に行くだけなら大丈夫だろ」
「じゃあ時間になったら門まで集合たぞ」
4人はカナタとソラ、トウジとセリカに別れて出発し、カナタとソラは教会に向かう。
「ケープの教会って初めてだよな」
街を見渡しながら歩いている。
「まさか場所がわからなくなったとか言うんじゃあないでしょうね。」
「わっわかるよ、そういえばセリカ達は行ったことがあるんだよなぁーいいよな。」
「教会ぐらい村にもあるでしょう」
「スケールって言うのか?やっぱケープの教会が良いだろ?」
「は~ロクに祈らないのだから関係ないでしょう。」
セリカとトウジは叔父の家に向かっていた。
「は~疲れた、帰りたい」
「それは何回も聞いた~、そういえばこのペアは運が良かったな~」
「俺はどうせ叔父の家まで行かなきゃだからどっちにしろだよ」
「確かにな~」
「ふ~、着いたぞ」
「やっぱゲス貴族の家はデカイね~」
「世の中どうなってんだよ」
セリカは叔父の邸宅にノックをする。ソラとカナタも教会に着いていた、教会には何人か人が来て座っている。
「ソラ神父いたぞ」
「ああ、いきますよ。」
神父の所へ行く
「すみません神父さん聞きたいのとがあるです。」
「ゴメンな、今日は急用なんだ明日またお祈りに来た時にしてくれ」
横の扉から白いローブの信者の爺さんが神父をよんでいる。
「神父早く来いそろそろ到着だぞ。」
「待って下さい、セリカの予知夢でワダツミって奴ことを…」
扉に向かう途中だった神父が振り返る
「おっと、君たちの質問に答えよう、ついてきてくれるかな?」
神父の表情がひきつり、扉から呼び掛けていた爺さんはこちらを睨み付けている。
「遠慮しようか」
ソラとカナタは後退りする。
セリカとトウジを出迎えたのは叔母さんの使用人のケイだった。
「いらっしゃい、貴方はセリカ様とトウジ様ですね。あがって下さい、少し慌ただしですが。」
「久しぶりだなケイ、叔父は?」
「ユキ様からお話があります。」
「叔母さんか~」
「珍しいな」
ケイは二階に上がりセリカとトウジは付いて行く、ケイはユキの扉の前で止まりノックをする。
「入っていいわよ」