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僕は君のことをなにも知らないけれど
まだ・・・・・
君は僕のことを知らない
僕も君のことをなにも知らない
でも今はまだ知らなくても直に君は
僕の本性を知ることになる・・・。
さっき・・・・・
あの人混みの中から
君をはじめて見つけたときから
僕はずっと君の後ろを歩いているんだよ
君は気づいていないだろうけれど
さっきからずっと・・・。
でも・・・・・
なんでこんなにも僕は
君に執着してしまうのかな・・・
そしてなんで僕は一面識もない君に
こんな邪悪な感情を抱いてしまうのかな・・・
そしてこの感情が凶暴な狂気へと変わるのを
なんで抑えることができないのかな・・・。