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僕は 僕が生きている実感を得たい
「君は・・・・・
自分が生きている
その実感を得たいんでしょ・・・」
僕の中の悪魔がそう言ってから
ニヤッと笑った・・・。
図星だ・・・・・
そうだそのとおり
本当に生きているのか
本当は死んでいるのかも
そんなことさえもわからない
変わりばえのしない日常に僕はもう
ウンザリしていた・・・。
「だったら・・・・・
君のその凶暴な衝動を解放して
高鳴る心臓の鼓動が聞こえるほどの
そんな刺激を求めればいいじゃないか・・・」
そう言ってから僕の中の悪魔が
さらにニヤッと笑った・・・。