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どうすればいいのか僕はもう知っている
アレは・・・・・
彼らにとっては
あのとき彼らが僕にしたアレは
他愛もない遊びの延長だったんだと思う
でも そんな彼らにとっての遊びも
僕にとっては耐えがたい
苦痛だったんだよ・・・。
そして・・・・・
あのときの苦痛は
何年経っても癒されることもなく
それどころかたとえどんな治療をしても
治るどころか進行を止められない病気のように
今も僕の心を蝕み続けている・・・。
どうしたら・・・・・
どうしたらこの苦しみから逃れられる・・・
そんなことを今も思い悩んでいたら そしたら
「どうすればいいのか君はもう知っているじゃないか」
そう言って僕の中の悪魔が冷ややかに笑った・・・。