156/188
悪魔だけが僕のことを否定しない
僕が・・・・・
残忍なことを
邪悪で残忍なことを
僕の心が思ってしまうのは
それは僕の所為なんかじゃない
僕の所為なんかじゃ・・・。
そして・・・・・
これから僕の身体が
僕の心の声に素直に従って
非道な行為を実行しようとするのも
それも僕の所為なんかじゃない
僕の所為なんかじゃ・・・。
だって・・・・・
僕がこんな忌まわしい
こんな鬼畜に成ってしまったのは
全部この世界の所為なんだからって言うと
僕の中の悪魔だけが僕を否定せずに
「そうだね」って笑った・・・。