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神さまはいつも見守るだけで
ときどき・・・・・
ときどき僕は夢をみる・・・。
それは・・・・・
思いつく限りの
ありとあらゆる災いが
人類を絶滅へと追い込む災いが
この世界の至る所で同時に発生して
「助けて 助けて 助けて・・・」と口にして
誰もがみんな悲鳴をあげて泣き叫んでいる
でも それでも誰も助けてはくれなくて
人は崩壊しゆくその世界の中で
神さまに救いを求めて祈る
でも それでも神さまは
神さまはなにも・・・。
ときどき僕は・・・・・
そんな邪悪な夢をみる そして
「所詮 神さまなんてそんなもんだよ」
そう言って鼻で笑う・・・。