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まっぴら御免
「ねぇ
どうするんだい?」って
僕の中の悪魔が僕に訊いてから
少しだけ心配そうな顔をしながら
「たとえ君がどっちを選んだとしても
それは君の自由だ」って
そう言った・・・。
そんなことを・・・・・
今更 悪魔に訊かれるまでもなく
僕の気持ちはもう もうとっくに決まっている
だって・・・。
やっぱり僕は・・・・・
宗教という力を以って
まるで飴と鞭を使い分けるように
神の言葉を信じる者のみが救われるのだとか
神の教えに逆らったりしたら災いに見舞われるだとか
そんな脅迫じみた文句で縛られるのは
僕はまっぴら御免だ・・・。