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それが罪だとわかっていても
僕は・・・・・
それこそ突然
なんの前触れもなく
凄く凶暴な衝動に見舞われる・・・。
前の席に・・・・・
僕の前の席にドカッと座った
そのオヤジのボサボサの頭を僕は
やっと片手で持ち上げることのできる
それほどけっこう重い鋼鉄製のハンマーを
このオヤジの頭の上から振り下ろしたら
きっと面白いだろうなって思いながら
そのオヤジのボサボサの頭を
僕は眺めていた・・・。
あぁ~ぁ・・・・・
どうしよう どうしよう
やってみたい やってみたくてしょうがない
罪だとわかっていてもこの凶暴で残忍な衝動に
僕はもう抗えそうもない・・・。