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君はなにも悪くなんかない
僕は悪くない・・・・・
僕は悪くない悪くない悪くない
僕は悪くない なにも僕は悪くなんかない
僕は僕は僕は悪くないって
泣いていたら・・・。
「そうだよ・・・・・
君はなにも悪くなんかない
ただ君は君の心の中のその邪悪な衝動に
ただ君は誰よりも忠実に従っただけなのだから
だから君はなにも悪くなんかないよ・・・。」
「だから君は・・・・・
『僕は悪くない』って泣き叫んで
自分を責めることなんかなにも無いんだよ
たとえ君がした事で誰かを酷く傷つけたとしても
それでも君が罪の意識など感じる必要など無いんだよ
だって君は他人を害さなければ生きられやしない
所詮 そんな存在なのだから」と言って
僕の中の悪魔が僕を抱きしめた・・・。