第二話 洞窟
さぁ、探索しましょう。と意気込んだわいいものをどうしましょうか?まぁ、歩きながら考えましょう。それに【鑑定】をしながら行けば熟練度も上げていけますし。では、行きますか。
そして、私は足を踏み込んだ時に違和感に気づいた。
「これは...」
皮も肉もなく骨が剥き出しになった腕と手が見えていた。
「凄い、『World online』の時よりもリアルな感覚になっていますね。」
まぁ、それはいいとして探索をしましょう。
ステータスも確認しながら行きましょう。
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名前 ルイス
種族 動く骸骨Lv0
職業 見習い魔法使いLv0
能力 SP0
【杖】Lv0
【闇魔法】Lv0
【無魔法】Lv0
【霊魔法】Lv0
【召喚魔法】Lv0
【鑑定】Lv0
【暗視】Lv-
【状態異常無効】Lv-
【打撃脆弱】Lv10Max
【光属性脆弱】Lv10Max
装備
頭:なし
耳:なし
首:なし
外着:なし
胴体:短めの服(上半身)
内着:なし
両腕:なし
手:なし
腰:なし
脚:短めの服(下半身)
足:革靴
武器
木の杖
他なし
アクセサリー
財布(1000t/1000t)
他なし
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色々新しい項目も増えていますね。ステータスも確認しながら移動していたら、目の前に脚が異様に発達している兎がいた。
「初めて会う魔物なので【鑑定】しますか、」
【鑑定】
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名前 なし
種族 兎
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これだけしか見れないのですか、【鑑定】のレベル上げをもう少し頑張った方がいいですね。
「チュッ!!シッ!!」
「おわ?!」
ガン!
「チュッ?!」
いけないですね。敵を前にして考え事をしてしまうとは、これから気をつけましょう。しかも、反射的に杖で殴ってしまいましたね。頭に杖が当たったような、動く雰囲気がないのですが、【鑑定】してみましょう。
【鑑定】
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状態異常:気絶(10秒)
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状態異常:気絶、ですか、それに横のカッコの中の数字が減ってっていっているということは、この数字が0になれば起き上がって来るということですね。なら、この間に
ドン!!ガン!バン!
「チュッ?!チューー」
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魔物:レッグラビットが死亡しました。
戦闘に勝利しました。
経験値を獲得しました。魔物を初討伐しました。経験値にボーナスが入ります。
個体名:ルイスの種族動く骸骨の格が上昇しました。1SPを獲得しました。
職業レベルが上昇しました。1SPを獲得しました。
レベルアップボーナスを獲得しました。
能力【杖】のレベルが上昇しました。
能力【鑑定】のレベルが上昇しました。
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意外と呆気なかったですね。まぁ、解体も兼ねて1度元の場所に戻りましょうか。
数分後
元の場所に戻ってきたのですが、自分がいた場所に色々落ちてますね。こういう時は、【鑑定】してみましょう。
【鑑定】
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[解体ナイフ]:初期装備。動物や魔物、木などを解体できる万能ナイフ。〔魔力付与〕が掛けられており、壊れることがない。
[地図]:初期装備。持ち主が行った所を自動的に書いてくれる。〔魔力付与〕がされているため破れることがない。
[財布]:初期装備。市場で買える一般的な財布。容量は1000t。〔魔力付与〕がされているため破れることがない。
[肩掛けリュック]:初期装備。一般的な[スタインの革]牛の皮で作られているため丈夫である。容量は10個で1個のアイテムにつき99個入れることができる。〔魔力付与〕がされているため、重さや腐敗などはしない。
[水筒]:初期装備。一般的な金属[ラリス]で出来ている軽い水筒。容量は600ml。〔魔力付与〕がされているため壊れることも錆びることもない。水も浄化してくれる。
[短めの服]:初期装備。異世界からの旅人が必ずこの服を着ている。〔魔力付与〕がされているため壊れることがない。
[革靴]:初期装備。異世界からの旅人が必ずこの靴を履いている。〔魔力付与〕がされているため破れることがない。
[木の杖]:見習い魔法使いの初期装備。異世界からの旅人が見習い魔法使いの場合に限り所持している。幅は握りやすく5cm程度で長さは2m。〔魔力付与〕がされているため壊れることはない。
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大事な初期装備がありますね。これを全て装備して、途中で見付けた小川に水を組みに行く前に[解体ナイフ]でこの兎を解体しましょう。
「このナイフを兎に近ずけて...」
私が[解体ナイフ]を兎に近ずけると赤い線が兎の表面に現れた。これに沿ってナイフを走らせろということですか、[解体ナイフ]を赤い線に走らせていると兎の肉が切れていく感覚があった。
数分後
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条件:初期装備の[解体ナイフ]で魔物などを解体する、を満たしました。能力【解体】を習得しました。
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もう終わりましたか、新しい能力も習得したようですし。兎は綺麗に切られている。血を抜くために穴を掘りそこに兎を小川の近くで拾った枯れ木の枝に刺し血を抜く。
「血が抜けきる前に水を組んできましょう。」
私は小川に行き、水を組んで少しの枯れ木を拾ったあとすぐに戻ってきた。
「これで準備は整いましたね。」
あとは枯れ木に火をつけましょうか、火を、火...をって、【火魔法】を覚えていない!
ま、まぁ、それは後にして木を擦って火をつけましょう。
数分後
「ふぅ〜、無事に火がつきましたね。」
目の前にはさっき火が付いた焚き火に[解体ナイフ]で木の枝で作った三角柱を置き空気の通りを良くした。そして周りには、先程解体した兎肉を木の枝に刺して焼いている。
「これぐらいでいいですよね?」
こんがり焼けた兎肉を私はほうばった。
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動く骸骨は固有能力【飲食不要】により飲食不要です。
条件:飲食不要な魔物などで飲食をする、を満たしました。能力【過食】を習得しました。
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「えっ?!」