最弱のドラゴンと説明回
投稿遅くなってすみません
「もちろんタダでとは言いません。くれたアイデアで作った彫刻が売れたら、ドラゴンと私の7:3でどうでしょうか? 当然ながら彫るのは私だけでいいです」
…いきなりそんな話になったよ。でもこれは好都合だ。蕎麦だけの食事にも飽きていたのだ。でも地球のパクリのアイデアで七割か、貰いすぎな気しかしないな。罪悪感で顔をしかめていると
「やはり7:3では満足しませんか。なら8:2でどうでしょうか? なんなら9:1でもいいですよ。私はこの作品を皆に広めたいだけですので」
「い、いや、7:3でいい。その代わり2つ条件がある」
「はい、なんでしょうか」
「まず1つはそれで儲けてワシが得たお金で代わりに物を買ってきて欲しい。もう1つはワシの存在を絶対にバラすな、ということだ。それが呑めるならワシはお前にアイデアを売ろう。もし破ったならお前とお前のいる街を滅ぼす。どうだ、呑むか?」
「ええ、その程度でしたなら」
「よろしい。今まで彫ったアイデアは自由に使うがよい。そして人間の食料品に代えてこい。そうすれば次のアイデアをお前に売ろう」
「はい、ありがとうございます」
......虚勢張りすぎか? いや、こういうのはバレなきゃいいんだ。それよりまだ子供ドラゴンなのにワシってなんだよ。変に思われてないだろうな? まあいい、これで蕎麦以外の食料が...って、そうだ。
「それとは別に個人的にお願いがある」
「はい、なんなりと」
「人類の世界について教えてくれ。鑑定して上級冒険者とかS級モンスターとか出たが、大体でしか分からないのだ。そしてそれ以外も教えてくれるとありがたい」
「えーっとですね...」
「人類の種別からいきましょう。まず人類は大きく5つの種族に分けられています。人族、エルフ族、ドワーフ族、獣人族、悪魔族の5つです。
人族は最も数が多く、生殖能力も高めです。実際、人類の半分は人族と言われています。
人族の特徴としては、狡猾な人が比較的多く他人を貶める事例が多いらしいです。ただこれはあくまで比較的ですので、いい人も当然います。ただ他種族に比べ狡猾な人や異常性癖者の割合が高いですね。
あ、物の性質を組み合わせるのが得意だそうです。
次にエルフ、この種族は非常に長命で、生殖能力は最も低いです。大体500年生きると言われています。エルフの特徴として、基本的に森に住んでいます。
純潔思想を持っており、他種族と関わりを持つことをよしとしません。交易は一部でしているらしいのですが。
特に他種族と枕を共にすることは最大のタブーとなっており、そのようなエルフは裏切り者として森を追放...されるようです。
あとは森を大切にします。また得意とするのは魔法です。
で、ドワーフ族。この種族は小柄で力強いです。基本的に鉱山周りに住んでおり、鍛冶を得意とします。
正直者でフレンドリーな種族と言われていますが、短気で喧嘩っぱやいです。
ただ大半は酒には目がございませんので、美味しい酒を渡すと、一瞬で打ち解けてくれます
獣人族、彼らは戦闘を好むためか、短命な種族と言われています。生殖能力は最も高いです。細かい種族によりますが、なんでも1回に3人以上産むのは普通だとか。
彼らは友好的ではありますが、騙すという行為においては最大の忌避感を覚えています。もしバレたら非常に痛い目を見るそうなので、正直に話しましょう。
彼らは基礎的な筋力も高く、肉体強化魔法を得意とします。よって、他種族からも労働力として雇われることがあるそうです。
最期に悪魔族。この種族は他種族から敵対視されています。非常に能力が高く、たまに他種族の街を襲ったりするようで、多大な被害がでることも少なくありません。
ただその殺しが好きで襲うような悪魔はほんのほんの一部で、他はよほど理由がないと殺しません。そのほんの一部が強すぎるのが問題なのです。
ただ彼ら全員に共通することは狡猾な発想はなく、戦うときも闇討ちなどの行為はしません。正面からきます。そのため襲われても、対処することは可能なようです」
「ふむ、よく分かった。後はギルドとやらと冒険者とモンスターのランクについて教えてくれ。あぁ、少し待ってくれ。メモする」
俺は壁を削って、それぞれの種族についてメモをした。そしてルドルフのほうに振り返ると不思議そうな顔をしていた。どうしたと聞くと、そのような字は見たことがない、だそうだ。聞かれるとあれなので、自分で分かるように彫ってるだけで、文字ではない、ととっさに答えた。
「...そうですか、ではギルドですね。ギルドはいわゆる管理をするようなとこで、冒険者ギルド、魔法ギルド、商業ギルドがございます。他にも細かいのはありますが、この3つが主に見るものです。基本的に依頼を仲介したり、報告を受けたりする場所です
次にランクですが、以下の基準で考えられています。先ずはモンスターからいきましょう
Zランク:一般人でも余裕で狩れる。特に気にするような存在でもない。
Fランク:一般の女性や子供では対応できない強さ。
Eランク:一般人が数人いても全く対応できない。一般人は会ったら逃げよう。
Dランク:小さな村では壊滅の危険性あり。発見された場合は避難勧告を出そう。
Cランク:街1個が滅ぶ可能性あり。早急に討伐隊を組み狩れ。
Bランク:街数個は滅ぶことは必須だと思え。発見されても念入りに準備してから挑め。
Aランク:小国では狩れるかどうか怪しいだろう。借りを作ってでも他国に依頼せよ。
Sランク:小国は無理。大国の全軍で討伐せよ。
SSランク:全国で挑め。
SSSランク:余生を楽しんで
ちなみにSSランクとSSSランクは過去に発見事例がありません。Sランクの討伐も2件だけでした。発見は他にも十何件かあるけど、無駄に刺激してはいけないとのことです。ちなみにドラゴンはSランクです
次に冒険者ですが試験があり、その中でこのように判断されるとなります
初級冒険者:Fランクを単独で狩れるぐらいの強さはある
下級冒険者:Eランクを単独で狩れるくらいの強さはある
中級冒険者:自分が5-6人いれば、Dランクが狩れるだろう
上級冒険者:2人でDランク、10人ぐらいでCランクが狩れる
特級冒険者:Cランクは単独で狩れる
勇者:Bランクを単独で狩れる
また特例として、
異世界召喚者:異世界から召喚された人物。基本的に召喚の間があり、そこに召喚されるということは、Aランク以上の被害が出ることを意味する。また、その者にはAランクを単独で狩れる素質がある。
のようになります」
......異世界召喚者、かぁ




