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運命の出逢い(笑)  作者: jouken
9/14

敵なのに紳士って複雑です。

すみません!!

だいぶ遅くなりました……

これには深い深い訳が…

大変長くなるので以下略。

「全員揃ったようだな。じゃあ今日も仕事をやるぞ。って言っても特にやること無いけどな。はっはっはっはっは」

大声で笑う様子を見ると、俺のやってる仕事は意味があるのか、そんな考えが過る。

すると…

遠くでドタバタと騒がしい音がした。

どうしたんだろうか。

「はっはっはっはっは」

静さんはずっと笑ってる。

あれ?騒がしい音が近付いてきている…?

「どうしたんでしょうか。何やら騒がしい様ですが。」

零が俺の心の疑問を代弁してくれた。

「確かに、騒がしいな。」

雷起さんも気付いていた様だ。

「近付いてきてるわ。」

千のいうとおり、その音は近付いてきていた。

「止まった。」

「この部屋の前ですね。」

「入って構わん、なんだ。」

静さんがそう言うとその音の主が扉を開けた。

「失礼します!

静さん、並びに守護者(ガーディアン)の皆さん。先ほど、城前の護衛2人の元に手紙が届いたそうです!!」

「それで?」

「内容を見させていただきましたが、どうやら……宣戦布告のようなんです。」

「はっはっはっはっは」

「し、静さん?」

「宣戦布告だと?はっはっはっ。」

ちょっと、静さん笑いすぎではありませんか?

「良いね!宣戦布告かー!暇だったから丁度いいや!」

いや、セイヤ君、物騒だよ?

「送り主は誰なのでしょうか?」

「手紙には……傀儡芸者(ドール・ルーラー)と書いてありますが……知っておられますか?」

「私は知らないな。リンドウさん、知ってますか?」

「生憎だが、我も知らぬな。」

「まあいい、その手紙を渡せ。」

「はい、こちらです。」

「もう下がっていいぞ。」

そう静がいうと静かにお辞儀をして部屋を出て行った。

傀儡芸者(ドール・ルーラー)か…

脳内検索エンジンに掛けてみていた。

傀儡芸者(ドール・ルーラー)はもしかしたら、マトリョーシカがリーダーかも知れません。」

結果を共有する。

「マトリョーシカ?誰それ。」

「我が説明しよう、セイヤが知らんのも無理ないからな。

マトリョーシカはかつてこの国と対立していた国の最高レベルの魔術師の軍隊である執行人(エクスキュージョンズ)の1人だった。今は執行人(エクスキュージョンズ)は解散し、各々が別の組織を作っている。どいつこいつも曲者揃いで、相当な強者だ。勝てるかどうかさえわからぬ、我も勝てるか………」

「そ、そんなに強いんですか!?リンドウさんが勝てるかわからない!?」

「マトリョーシカは全員で25人いる執行人(エクスキュージョンズ)の中での序列は19とそんなに高くないが、面倒くさいぞ。あやつの操る人形共は邪気感受(イビルセンサー)で感知できないからな。」

「成る程…じゃあ僕の出番ですかね?」

そうか、飛華流も監視だったな。

「では、リンドウさんは戦闘に回って下さい、監視は飛華流だけでいい。」

「分かった」

「分かりました。」

「今日のところは大丈夫そうだな、マトリョーシカの通り名は『紳士(ジェントルマン)』恐らく手紙に書いてある通りの日に襲ってくるだろう。」

「そうだな、静の言う通り、あやつは有言実行の言葉を人間にしたような男だ。正々堂々と闘う紳士(ジェントルマン)だからな。皆、彼らが襲ってくるのは明後日だと思われる。心してかかるように。」

そう締めくくられて今日の仕事は終わった。


俺は自分の部屋に戻り、従者とのスキンシップ(?)を終え、改めて今日の事について考えていた。

そして、脳内検索エンジンに“マトリョーシカ”と、再び打ち込んでみた。


マトリョーシカ

元・執行人(エクスキュージョンズ)

序列19位

通称・紳士(ジェントルマン)

能力・傀儡創作(ドールクリエイション)…木や土などの資材に触れると、その資材が傀儡になる。大きさや、強さは元の資材による。

傀儡分散(ドールディスパージョン)傀儡を元の資材に戻す。

傀儡結集(ドールコンビネーション)複数の傀儡を纏めて、大きく、強い傀儡を作る。


現段階ではこの程度か。

情報が足りないな。

しかしなぁ、集めるって言っても……

と、その時リビングにノックの音が響いた。

「はい?」

そう言うと扉は開かれ、出てきたのは……

「なんだ…千か。」

今更ノックをする必要は無いんじゃ無いかと思うがノックをするのが正しいんだよな、俺の部屋だし。

「マトリョーシカって出身はどこかしら?」

おいおい、挨拶もなしに唐突に質問ですか…

まあ、良いですけどね…

確か、出身地は……

「アシローニだ。」

「やっぱり……」

やっぱり?

「もしかして知っているのか?」

「ええ、アシローニと私の出身地のアービレイトは隣同士なのよ。その周辺で人形喜劇師・リョーシカを知らない物は居ないわ。私も1度彼の劇場へ行き観たことがあるけれど、凄かった。まるで身体の一部の様に扱っていたの。感動したわ。」

「そうなのか…それは知らなかった。しかし、仕事はしなくてはだぞ。倒すべき相手は倒す、それがこの仕事じゃないのか?」

「分かって…いるわ。」

彼女は優しい。優し過ぎるのだ…この仕事をするには。その優しさは他人を救うが、時に自分を傷付けているのかもしれないと思った。

それから少し雑談をした後千は自分の部屋に戻って行った。


そして、遂にこの日が来た。

今日は宣戦布告の日。各々が既に戦闘服に着替えていた。

監視役の零は魔術を使い、城前の森に約8万程の動物を造り、同調(シンクロ)している。

「零、来たか?」

「いいえ、まだです。静さんは作戦を。」

「ああ、そうだな。」

そして、作戦会議が始まった。

天才人形喜劇師と執行人(エクスキュージョンズ)序列19位の二つの面を持つ男、マトリョーシカを倒す為の____

申し訳ありませんでした。

これからはどんどん上げます!

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