表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
運命の出逢い(笑)  作者: jouken
4/14

みんな強そうで怖かったです。

第3話ですね。

人の名前が難しいですかね…

漢字が。

怖い。

なにこれ?

確実に俺だけついていけてなくてぼっちじゃん。異世界来てもぼっちじゃん。

なんだよ…帰ろうかな。

帰れないけど。


千に連れて行かれた部屋に入ると9個の椅子が円型の長い机を囲んでいて2つ席が空いていた。

千という子は部屋に入ってすぐに自分の席と思われる椅子に腰を下ろした。

じゃあその隣の余ってる椅子が俺の席だな。

と察してその椅子に腰を下ろした。

座った席の正面にはテレポートしてきた奴が座ってた。

「では、みんな揃った様だな。早速由良君の歓迎会を始めるぞ。手始めに自己紹介、そうだな…名前と年齢、誰の魔力継承者(マナサクセサー)かで行こう。先ずは由良君、頼めるかな?」

1番偉そうな、入って1番奥に座っているめちゃくちゃゴツいおっさんに言われた。

嫌とは言えないな。

だって怖いし。

「は、はい。お、俺の名前は邪馬素(やまもと) 由良(ゆら)

17歳で、オ、オーディンの魔力継承者(マナサクセサー)らしいです。」

拍手が起きた。すげー、なんか感動。嬉しい。自己紹介で拍手って起きるもんなんだな。俺の終わりに近い学生生活の中で自己紹介の時に拍手はされたことないよ。他の奴らには拍手するのに。

注)彼はぼっちです。

「それでは続いて私から時計回りに行こう。

私は豪怒(ごうど) (しずか)。歳は38でゼウスの魔力継承者(マナサクセサー)で、騎士長でもある。魔力継承者(マナサクセサー)だのなんだのは分かるかな?」

「分かりません。」

「では自己紹介の後で説明しよう。

これから宜しく。」

「宜しくお願いします。」

1番偉い感じのこの人がゼウスのなんたらなのか。

まあ流石にテレポートされて信じてきてはいるけど。あのテレポートはなんかのマジックで別にここは異世界でも何でもなくて厨二病を抱える皆さんの集まりとかだったらそれもそれで怖いな。このゴツいおっさんとか向こうに座ってる厳ついおっさんとかが厨二病とかだったら大の大人でも泣くわ。怖すぎて。

「僕は師部野(しぶや) 飛華流(ひかる)。歳は18で、アーシラトの魔力継承者(マナサクセサー)です。宜しくお願いします。」

彼は中性的でとても顔立ちの整ってる好青年にみえる。

「宜しくお願いします。」

「俺は(はやし) セイヤだ。19歳で盤古の魔力継承者(マナサクセサー)だ。宜しく!」

彼は日に焼けた黒い肌と黒髪のスポーツ刈りが目立つ、男よりも漢の方が似合いそうな奴だった。

「我は犀東(さいとう) リンドウ。歳が56で元始の魔力継承者(マナサクセサー)だ。これから宜しく頼むぞ。」

凄く風格を漂わせる白髪の目付きの怖いおじさん。

「私ははじめましてではありませんね。名前は巣頭鬼(すずき) (れい)。27歳でフラカンの魔力継承者(マナサクセサー)です。宜しく」

こいつが俺をテレポートした奴だ。ニコニコニコニコ…爽やか過ぎる、、、

「吾輩は起叢(きむら) 雷起(らいき)。50歳でアヌの魔力継承者(マナサクセサー)。宜しくな。」

この人もイカツイ。なんかオーラとか怖いな、顔もだけど。

「小生は紺導(こんどう) 帝姫(ていき)。歳は35でユーピテルの魔力継承者(マナサクセサー)です。宜しくどうぞ。」

この人がここにいる人達の中で一番おとなしそう。礼儀正しさが滲み出てくる。

「私の名前は別にいいわよね。歳は17よ。この前も言ったけどシヴァの魔力継承者(マナサクセサー)よ。宜しく頼むわ。」

特筆すべき点はなし。

「以上が君と共にこの城を守る8人の守護者(ガーディアン)たちだ。これからは私たち8人と共に働いてもらいたい。そこで君に説明だが…。」

そこから静の説明が始まった。


要約すると…

・いま俺がいる世界は今まで住んでいた世界とは別の軸にある。つまり異世界。

・軸、というのは複数の並列世界のこと、つまりグループと同じ意味。

・この世界に住む者達はみんな自分の魔力で使える能力がある。

・この世界は1つの国が統一していて、その国の巨大な城が1つある。その城を守るのが守護者(ガーディアン)の仕事で、いま俺たちはその城の中にいるということ。

・俺の前の守護者(ガーディアン)は別の継承者(サクセサー)で先月失踪したということ。その代わりに俺が選ばれた。

魔力継承者(マナサクセサー)というのは神の力が魔力に宿っていて、常人よりも数十倍も高い異能を発揮できる人の事をいう。

継承者(サクセサー)には1人につき3人の、国民から選び抜かれた従者が付くことになっていて、継承者(サクセサー)の住む場所は城の中に3つの部屋が提供されること。

継承者(サクセサー)は能力によって序列が決まっている。

・序列1位の継承者(サクセサー)以外は仕事の際二人一組を組むことになっていて、俺のペアは前述。


って情報量が多いわっ!!!!

まあ、届くはずだった説明文も渡されたけどさっ!

だが意外にも、落ち着いて溶け込みかけている自分が少しだけ怖かった。

これが生まれながらの使命というものなのだろうか…

にしても従者ってどんなもの達か気になっていた。

「あの…従者って…」

『ワイワイガヤガヤザワザワ…』

全く聞こえてないのか誰も返事をしていない。というか静さんに言ったんだけど。

「それはこの後に会うことになってるわ。」

隣の千が答えてくれた。

やはり良い子なんだな。

「ありがとう。」

だいぶ会話に硬さは無くなってきたな、俺。

余りの環境の変化でコミュ障も治ってきて…ないな。多分この子だけだ。歳が同じって確定したのが大きいのかも。



そこから会食が始まったんだが、みんなアルコールとか入ってて目がイってるし、会話の内容も物騒になってきて…というのが今までの経緯だ。

ていうかさ、千も酒飲んでるけど良いの?ここは未成年飲んでも良いの?

じゃあ…ということで一口飲んだけどなんか普通にジュースの方が美味い。もういいや。

料理も減ってきて会食も終了し、伴って歓迎会とやらもお開きとなった。


さあ、これからは従者と逢うことになってる。

楽しみだな…

如何でしょうか、もうすぐ書溜め尽きます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ