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プロローグ的な何か
人々には二種類の人間がいる。
出逢いを求める者と、
出逢いを求めないもの。
出逢いを求めようが求めまいが…
それが不幸であれ幸であれ。
それが嫌なものだろうが好ましいものだろうが。
それが偶然だろうが必然だろうが。
避けられない出逢いはある。
彼もそんな出逢いをした一人だった。
彼は少女と出逢い何をするのか。
恋か、争いか…
はたしてその出逢いは如何なるものなのか…
今はまだ誰も知る由もない。
というか本当に誰も知らない。
作者の自分ですら。