大学生活1年目④
~2002年後期~
2002年後期の話をする前に、一留が思い描いていた大学生活というものをおさらいしてみよう。
以下、当時の一留が思い描いていた理想の大学生活
・痛いと思われない程度のお洒落をする
・適度なバイトによりお小遣いを稼ぐ
・バイト仲間と仕事だけではなく飲みなどでも付き合いも
・お洒落な街でウィンドウショッピング
・合コンに適度に参加し、彼女をGET
・学校や遊びから帰ってきたら就寝までの時間をネトゲで潰す
・本業である勉学も一般程度にがんばり普通に単位を取得・・。
こう考えていたものの、入学式から5か月でネトゲにどっぷりとつかり、激しい引きこもりに華麗に転身。
元々持ってい超一流のダメ人間ポテンシャルが開花し始める。
さらには、引きこもりがたたり、帰省時に色白の肌を指摘されてはごまかし、経験したのは合コンではなくオフ会で、ウィンドウショッピングというよりテレフォンショッピングでのダイエット食材を購入し、まずいという理由で8千円をどぶに捨てる。
彼女どころか童貞を貫き、勉学はテストすら放棄、バイトは3日でばっくれまくり、
面接にすら堕ちる始末。
と全く逆の生活を送ることで半年間を無駄にしてしまったのであった。
痛かったのはそれでも大学関連以外の人間には理想の生活を送っていると言い続けていた事。
そしていよいよ、後期の講義が開始。
夏休みでリフレッシュされ、気持ちを切り替え、前期までの腐った自分をもとに戻し、理想の大学生活を送るべく、学校に真面目に通う事を決意。
しかし、この時期になると見せかけのグループ(SWS君の6人グループのようなもの)は解散され、
気の合う仲間たちでグループを作り始めているため、前期までとは様相が違う・・・
クラスという概念はないものの、同じ学科であればある程度講義が被り、顔を合わせるのは必然で、
見たような面々がいるものの、元SWS君グループのメンバーに話しかけても、もうなんか違うような雰囲気でうまくなじめず・・・・。そんな感じで孤独感を強く味わった記憶が強い。
そんな孤独に耐えながらも、後期で自分を一新すべく、がんばって登校と続けた。
常に孤独を感じながらの講義を受ける・・・かなりきつかった。
一番つらかったのは昼食時であったが、学食ではなく学校周辺にあるラーメン屋で食事をする事でこの寂しさを回避していた。(たまに見知った顔と出会うも顔を隠し回避)
そんな状況と、学校から地下鉄で45分の位置にある居城の距離が影響し、再び学校から足が遠のいてしまうのであった。
結局後期も自分の中の激しい葛藤と戦いながら、学校から「逃げた」
では、本分である学業を放棄した学生が学校へ行かずに何をしていたのか?
引きこもりながらネトゲに没頭する、という事と、引きこもりに落ちてしまったが、本来、興味がある事にはまず行動を!の性格から、くだらないある意味社会見学をしたのもこの時期。
さて、UOでは、Pub16のおかげでFeluccaに人が集まり、パワスクを欲しがるトラメラー(PvP不慣れな人)とパワスクを手に入れたトラメラーを殺してパワスクだけ横取りしようというPK軍団の2つに分かれていた。
一留とその仲間のSK君、ETR君、NGY君は自分がPK側へはなぜか立たず、トラメラー側につきながらパワスク狩りを実施。
当時のPKというのはトラメラーに毛が生えた程度のさしてうまくない集団だったため、この4人のうち2人が一緒にいれば、死者はほぼ出さず、安全にパワスク狩りを楽しむ事が出来た。
逆にPK側を全滅させたりと、PKサイドから見るとやっかいな人間だったのではなかろうか。
このように、勝利に勝利を重ねる事でUOがさらに楽しくなり、UOに没頭する生活を12月の年末休み迄続ける事になる。
しかし、ネトゲ世界ではちゃんと学校にいっている事にしていたのがこの頃まだ自分が真人間に返り咲きたいと心のどこかで思っていたという名残・・・なのかもしれない。
この年末くらいだったかなあ・・UOが大きな変革を迎えるというパッケージの発売が示唆され始めたのは・・・そう、最悪の改悪パッチ:AOS(正邪の大陸)である。
このパッチのせいでUOというゲームが大きく変わることになり、我々UOのギルドメンバーもこの変革の波にのまれていくことになる。が、それはまた別のお話
そして年末の休暇・・・。
地元に帰省すると思わぬ出来事から一留のその後の人生を大きく変えてしまうあるものにであう事になる。