大学生活1年目③
~2002年夏休み~
地元では高校卒業をし、進学、就職を果たした仲間たちが夏休みという機会に集合していた。
運転免許を取得し、親の車を借りては乗り回す・・・
そのうちだれが始めたのか心霊スポットめぐりが流行りだし一斉ブームとなった。
一留は良くSWTR君、FRY君、MRYM君とつるみ心霊スポットやドライブ、カラオケなど深夜の遊びを楽しんだ
また、誰がどうやって声をかけているのかわからないが、20人~の人数を集めては海へいき花火やおしゃべり場などが毎夜のように開催された。
そこには昔ヤンキーだったやつ、普通だったやつ、おとなしかったやつ、そういう垣根は一切なかった。
まさしく、当時の若者としての遊びを楽しみつくした。
そのうち、SWTR君と一留と昔から交流のあったKH君から連絡があり、昼間の遊びに誘われた。
話を聞くと、川辺でキャンプしようとの事だった。
昼間は川遊び、夜が近づけばテントを張って食事を作る。
夏の日差しを体いっぱいに浴びて、小麦色の肌のギャル男風大学生を夢見て、体を焼く。
元々色白の一留は、肌が弱く、夜になると肌を焼きすぎた事による体中の痛みに耐えながら食事を摂った。しかし、体の痛みは取れず、寝付けなくなった。
夜食用にテンションアゲアゲで購入したカップラーメンも全員日焼けの苦しみで食べる気になれずそのまま朝を迎えて帰宅する事になったのだが・・・・・・心の底から楽しかった。
と、いう事で、しばらくはKH君とSWTR君とのキャンプは夏の恒例行事となるのであった。
大学生の夏休みは長い・・・若かった一留達(主にSWTR氏と共に)は2ヶ月近い休みにだれる事なく、ほぼ毎日のように遊びつくした。
KZY氏とのナンパ巡りも忘れない(声すらかけなかったが。)
糞くだらないが、ここで書けないような事もした。(犯罪ではない)
夏といえば!?と言われると出てくるプレイスポットをすべて遊びつくし、夏休みを満喫した。
堕落しまくっていた人間が少し人間に戻れた期間でもあった。
そして、8月後半・・・・友人たちとの別れを惜しみながら、一留をダークサイドに落とした魔境、東京の居城へ戻った。
一留はふと成績表の事を思い出したが、「そのうち郵送されてくんじゃね?」という何の根拠も無い自分都合の良い解釈をし、成績表の事はとりあえずわすれる事にした。
この頃から普通の人間ではいてもたってもいられないような出来事にも冷静(?)に対処する能力が培われていく事になる。
ちなみに、成績表は、学生課に受け取りに行くことになっていたらしい。
そして9月の仕送りを受けた一留。
このタイミングで貯金が15万ほどたまった事を確認した。
早速UO仲間のまったりギルドのマスターであるSTS君とLS君に連絡。
PC製作を手伝ってもらう事になった。(手伝うというか、一留はできないので、すべて任せた)
その時も、オフ会チックにSTS君の家でPCを製作してもらい、食事を頂いた。
パーツは一緒に買いに行ったわけではなく、STS君があらかじめ購入しておいてもらったのを組んでもらうという形だった気がする。お金はその際に清算。
完成したPCを電車で持ち帰るわけにもいかないため、後日郵送してもらう事にした。
新PCの調子はすこぶるよく、当時の最新パーツを取りそろえたおかげで妙なラグに見舞われることもなくなり、PvPではさらに階段を一歩上る事になる。
そして、9月中旬、後期が始まる時期、昼夜逆転生活を送っていた一留も、夏休みに出会った成長した地元の仲間たち、まともな人間に少し帰ってこれたという自負もあり、あらためて生活習慣を戻し、普通の学生生活を送る事を決意し、後期へ臨むのであった。