大学生活2年目③
~2003年夏季休暇~
GWは登校をしない事が後ろめたく(?)帰省しなかったが、さすがに長期休暇では帰省し、リフレッシュしたいという思いから、当時FRY君とMRYM君も上京していたため、同じタイミングで帰ろうという話になり、ロマンスカールートで帰省。
当時はまだロマンスカーでも喫煙車両があり、MRYM君とFRY君は元々喫煙者であるという事もあり、喫煙車両へ。一留も覚え始めのたばこを吸うために喫煙車両へ。
なぜたばこを始めたのか、という話になり、前章で記載したくだりを説明。
また、近況について話を聞いたところ、何とこの二人もスロットを少し嗜んでいるという。
初打ちの際、負けた二人だった為、まさかスロットを継続しているとは思いもよらなかった。
しかし、一留ほど本格的にやっているわけではなく、知識は皆無。
ライト勢という事であった。
そして、地元の駅にはSWTR君に迎えに来てもらい、そのまま食事し、その日は解散した。
帰宅すると両親が、おかえりとはいうものの、真っ白な肌をみて、怪訝な顔をする。
親父に通知表を見せろと言われても、学生課に取りに行ってないといってごまかし、逃げるように自室へ入った。
色々な思いがあったと思うが、翌日何をして遊ぼうかで頭は切り替わった。
スロットでは勝てていなかったが、学ロンという後ろ盾を得ていた一留。
金がなくとも、電話一本で追加融資してもらい、また、追加融資の依頼が気まずければ、親の500円貯金箱から3~4万を抜くという行為を繰り返した。
まったく親泣かせである。
翌日、
SWTR君とラーメンを食べにいき、そのままT店へ。
メフィストを打つことになったが、この台のBGMが素晴らしい。
チャレンジビッグとスーパービッグのツインビッグ搭載のストック機だったが、
バーフラグを引くと、25%の抽選を2回連続で引かない限りは、連荘し続けるというビッグバンモード搭載という事で、さっそく打ってみた。
すると、SWTR君なんと、ビッグバンモードを引いてしまう。
が、3連で終了。くそ引き弱男である。
その日ものりうちであったため、分配金をもらい、終了。
夜はMRYM君とFRY君を誘って、ドライブをした。
また、別の日、時速5000枚を謡っていた超爆裂AT機のサラリーマン金太郎の後継機である、スロッター金太郎が登場、大ATを引くためのにBIG中のJACゲームだかレギュラーだかを全てわざと外すと、10分の1か何かで3000枚だか2000枚だか忘れてしまったが、確定のATが引けるとかで、試し打ちに。
BBも引けずATも引けずに退散した。
この頃、吉宗が導入され始めていたが、よくわからなかった為、夏休みの間は一切触ることはなかった。
やじきた道中記という台はSWTR君がどうしても打ちたいという為、近くのスロ専門店へ出向き打つこととなったが、AT入ってもショボ連で敗北。
そして毎年恒例となっていたKH君(風俗ばか)とSWTR君とのキャンプ
この年は海へ行くことになった。
一応、海水浴場ではあるが、一留達以外誰もおらず、貸し切り状態。
海に入ってみて、浜に出てみて、この理由がわかったのだが、とにかくアブが多い。
浜は砂浜ではなく、ごろた場のような石メインの浜だったのだが、そこに走って向かって言った瞬間に黒い塊がぶわ~~!!!と中へ浮かんだ。
な、なんだありゃあーー!!!と叫び名がら、その正体を見極めると、アブだった。
「や、やべえ!はやく海へ逃げろ!!」と着替えもせずに海の中に逃げ込んだ。
顔を出していると頭や顔にアブがたかってきてくそうざい。
油断していると嚙まれてしまう、そんな危険度の高い浜であった。
それでも若かった一留達は、アブを水で退治しながら、テントの設営を終えた。
昼時を過ぎてくるとなぜかアブが急にいなくなったため、海から上がり、体を焼くことに。
去年の失敗をまた繰り返さぬよう、今回はこぱとーんを勝手の小麦色の肌作りに挑戦だ。
昼飯はカップラーメンとおかしを食べ、そのまま浜に寝転がる。
3時間後・・・・体中が痛く、真っ赤になったゆでだこが3体出来上がっていた。
体中のほてりを取るために常に海の中に入り、食事中も食べては、海、食べては海、を繰り返した。
その浜からは対岸(といっても下手すりゃ数百キロ向こう側)の花火大会が見えるなど、男だけで過ごすにはもったいない時間を過ごす事が出来た。
が、体中のほてりがひどい。
就寝時間では3体の重傷者が「う~う~」うなる野戦病棟と化していた。
この年もまた、夜食のカップラーメンは食べることができず、各々で家に持って帰った。
SWTR君FRY君MRYM君と毎日パチ屋へ行ったり、くだらない事で遊んだり、時にはプール、海に出かけることで夏を満喫。
また、この頃から、同窓会なるものが頻繁に行われるようになった。
人によっては20を超えていない者もいるため、ソフトドリンクのみを飲むものもいたり、酒を飲んでぶっ倒れたり、なぜかアフロになって、参加してくるやつもいたりで、とにかく夏休暇は楽しかった事を覚えている。
恒例の心霊スポットもいつもの面子+TTM君と行くことが多かったが、
その日はTTM君+KK君+KTR君で伊豆にある有名な心霊スポットトンネルへ向かった。
そのトンネルは真っ暗で、一留は数人で中に入ることすらも拒否したいくらいだった。
しかし、その時だった。
KK君がなんと一人で歩きだし、奥まで行ってしまったのだ。それも一人で。
さらに数分後、トンネル内部から「うおー!おらー!」と声が聞こえた。
KK君は心霊に関して全く何も感じていないMr.サイコパスだという事をあとから知った。
その後、車でそのトンネルを潜り抜け、やってはならないというトンネル中央部でのクラクションを鳴らして、帰ろうとしたんですが、帰り途中、走行中に「ゴト」という男が鳴り、突然半ドアになったのにはびびった。
びびったけど、家にはついた。
次の日の朝、母親が、一留の部屋にきて、
「あんた昨日変なところ(心霊スポットの事)いったでしょ!?」とえらい形相で切れてきた。
嘘をつく理由もないため、一留はYesと答えた。
なぜわかったのか?と聞くと、一留以外の全員が金縛りにあったとの事。
何かを連れてきたとか、そういう事は思わないが、不思議な事もあるもんだなあと思ったのを覚えている。
また別の日、病院の心霊スポットに突撃。
特に恐ろしいことは起こらなかったが、雰囲気がやはり怖い。
患者を入れる風呂や、手術室なんかは特に。
この時期は数えきれないほど、思い出せないほど多くの心霊スポットに突撃した。
また、KH君とSWTR君とさらにもう一度旅行へ。
次はキャンプではなく、少し贅沢な旅館へGo
朝6時に出発し、9時ごろ、下田市の白浜という海水浴場で遊ぶ。
車のライトがつけっぱなしのアナウンスがあるも、一留達には関係ないと思ってスルーしていたが、
車に用があり、戻ってみると、鍵が開かない・・・
バッテリーが上がっていた。そう、アナウンスの呼び出しは我々の車だった事にこの時点で気づく。
ただ、マニュアルだからという事もあり、手動でエンジンをかけ、エンジンから回し⇒バッテリー充電で何とかなった。
そしてチェックインのお時間。
1泊18000円の学生にしてはお高いお宿。
本館とは別の離れがあり、そこが我々三人の居城となった。
夕食前に人生ゲームが突如やりたくなり、街中へ買い出しに。
するとパクリネームの店の多い事。
ミニマートイレブンやら、買円隊やら、TSUTAYAのマークぱくってるCDショップなど。
しかし、東急はなぜか存在していた。
夕食は船盛にどうせなら、という事でカニと伊勢海老を追加した。
そしたらなぜかアワビがおまけでついてくるという太っ腹なおもてなしを受け、気分は最高潮。
その後、人生ゲームをやるためだけに二人友人(TKS君とYSHR君)を呼びだし、人生ゲーム開始。
素泊まり5千円払っていただき、深夜まで人生ゲームをたのしんだ。
よく考えてみたら、その旅館の近くにものすごい有名な心霊スポットがあったので、行っておけばよかったと思う。話題には出てたけど、海とと高級旅館で深く考えていなかったな。
また別の日、高校時代の友人のお誘いを受け、これも毎年恒例になっているのだが、湯河原へ海水浴へ、ボディーボードを経験するなど、楽しい時間を過ごした。
スロットさえやっていなければ、このようなまともな時間を過ごしているのだが、頭の中は常にスロットでいっぱいだった。
自分が学生であることも忘れて・・・。
スロットの話。
SWTR君と翌日のイベントに向けて、18時ごろからお目当ての店に下見に。
気づいたら、SWTR君、その夏に入ったばかりのファイヤードリフトが開いたからという理由で即座ってる。
馬鹿野郎・・と思ってみていたら、2KでBIGを引き当てる。
悔しくなった一留は旋風の用心棒へ。
1kで直撃BIG⇒何も起こらず、100G後またBIGその100G後にチャンス目。
遅いだろ・・・と思いながら打っていると、豚とのバトル演出が始まる。
どうせ逃げられるだろと思いながら流していたら、勝利からの旋風チャンス発動。
7連+直撃BIGx2+直撃BARで一撃3000枚だし、ほっくほく。
相変わらずAT中のJACゲームBGMが最高である事を認識。
そして翌日イベント当日
目的の台はファイヤードリフト。
SWTR君と並び打ち。
新台の場合は勉強家のSWTR君にゲーム特性を教えてもらいながら打つのが常態化していた。
最初のBIGから高確ロング+高確上乗せでミッションが止まらず、一撃3500枚。
その後、メフィストをこすって勝利金を減らすも2日連続勝ち。
この夏の帰省スロットでは見事に勝利を収めることができ、ほくほくで居城に戻ることができた。
そして2回生の後期が始まるのである。