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朝1
とある屋敷に「管理者」として青ウサギは住んでいる。
朝。
「起きなさい、青ウサギ」
低い声が通りすがりに言う。
ベッドの中の青ウサギはぐっすりと寝ている。
ゆさゆさと小さな白い手が青ウサギを揺らす。
「青ウサギ、起きて下さい」
ダンディーな灰色のチョッキを着た、真っ白なウサギが困ったように起こしている。
「起きぬ様子」
白いウサギの反対側で青ウサギを覗き込んでいる赤いウサギが淡々と言った。
「困りましたね」
黒いウサギが青ウサギの灰色のダンディーなチョッキを運びながらため息をついた。




