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白黒コインと死亡者

 目の前にはガラスでできた机と、その上に表が白くて裏が黒いコインが置いてある。こんなコインを持って来たのは誰だろ?


 家の二階から友達が降りて来た。そういえば遊びに来てたんだっけ?


『その白いコインどうしたんだよ?』


 友達は上から見てるから裏が見えない。興味を無くしたかのように二階へ戻って行った


 すると今度は隣の部屋から親が来た


『そんな黒いコインはさっさと捨てなさい』


 親は黒いサングラスをしているから黒く見える。捨てろって誰が持って来たかも分からないのに


『おや?そのコインは表が黒くて裏が白いね』


 窓から身を乗り出して顔を出すのは嘘吐きだ。本名は知らないけど、嘘ばっかり言うから嘘吐き


『また僕が嘘を言ってると思ってるでしょ』


当たり前だよ。何で色が逆さまになる


『君はさ、みんながみんな同じ物を見てると思ってるの?』


 意味が分からない


『僕からしたら君が嘘吐きなんだよ?何で嘘ばっかり言うのってね』


 僕は嘘を言った覚えは無いよ。今だって嘘ついて無いし


『君が今ここに居るだけで嘘なんだけど?君は何事も無いようだけど、僕はビックリだよ』


 何で?ここは僕の家なんだから僕が居てもおかしくない


『だってさ、君は昨日死んだんだよ?この家にトラックが突っ込んでね』


 そんなの嘘だ!そんな訳が無い!


『君が嘘だと思っても、僕には本当の事なんだよね。君の見ている全てと、僕が見ている全てが同じだと思ってるの?』



君が見ている物は君の世界であって、本当は君の世界なんて存在しないよ。それは君の頭の中で構成された虚構に過ぎないんだからね


だから、君が正しいと思った事は、君の世界の中では正しい事。他の世界ではどうか知らないけどね

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