家族
随分遅く成ったが、ここで家族紹介をしようと思う。
まず父親。
日曜大工や、スポーツを器用にこなす。俺の尊敬する人だ。この家で唯一まともな人間だと思っている。
姉ニ号は、“この家の人達は皆何かを持っている”と言う。
皆が変わり種過ぎて、父親の何処が変わっているのか俺には解らない。
次に母親。
アイツは勿論、変わっている。変人だ。そう言うとなぜか喜ぶ。やっぱり変人だ。
俺にも、アイツの血が流れている。
……何か‥複雑だ……
それから、姉一号。
大学二年生。自分ではしっかりしてる積もりでいるが、物凄く大ボケだ。いつか書きたいと思っている。
次が、姉ニ号。
高校三年生。これはアイツとそっくり同じ性格。でもこいつは、オタクじゃ無い。
その次が、俺。
晴れて合格して、高校一年に成ったぞ!!
俺は、至ってまともな積もりだけど、父親は俺の存在を“癒し”だと言う。不本意だ。
この家で俺の役割は、突っ込みだ。他は皆ボケ担当。と思っているのに、俺も、ボケなのか? ……そんな筈は無い。
俺はしっかりしている筈だ。うん。
その次が弟。
小学四年生。コイツは皆のアイドル的存在で、ほんわかしている。人が争うのが嫌いで、いつもニコニコしていて、怖がりで、いじりがいの有る奴だ。
最後は婆ちゃん。
婆ちゃんは、去年家にやって来た。こっちに引っ越す前は、一緒に住んでいた。まともな人だと思っていた。
だが、婆ちゃんも“持っている人”だった。その内紹介しようと思う。
こんな五月蝿いメンバーで、毎日を過ごしている。