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欲望

 そう言えばイッサさんてあんまり食べないよなぁ。回転寿司食いに行っても八皿ぐらい。アイツも同量食べてる。


 今、一緒に昼飯食べてるんだけど、なんかふと思った。


「イッサさんてあんまり食べんよね。外食の時、計太郎の食べ残しとか平らげてるから、いっぱい食べてるような気がしてたけど」


「イッサ君は少食だよ。うちより食べんかもね」


 イッサさんの代わりにアイツが答える。


「マジで?」


「うん。太らんようにコントロールしてるんだよ。欲望に勝つ人」


 イッサさんを指差す。


「うちらは欲望に負ける人」


 アイツは自分と俺を指差した。


 イッサさんと俺がご飯のおかわりをつぎに行って戻ってくると、アイツも空っぽの茶碗とおかずを交互に見ながら「うちもおかわりして来よっ」とキッチンに向かった。


「見て、見て~」


 と二杯目をついだ茶碗を両手に乗せ、アイツは小走りでこちらにやって来た。


「欲望に勝って、こんだけしかついで来んかったよ~」


 と満面の笑みで三分の一の量つがれたご飯を見せた。イッサさんがプッと吹き出す。俺はハァと溜め息をついた。


 全く……


「おかわりした時点で欲望に負けてると思うんだけど?」


 と俺が言うと、アイツはほっぺたを膨らませ


「……欲望に勝ったんだもん!」


 と、プイッとそっぽを向いた。






 俺の家族は少食の方だと思う。寿司で言えば、計太郎と姉2号が六皿。イッサさんとアイツが八皿。俺と姉1号が十皿。


 皆どれぐらい食べるんだろうな?









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