表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
36/50

体重

「ねえ。お前の体重って何キロあると?」


 俺の質問に、アイツはピクッと体を震わせる。


「……何で?」


「だって女の体重って分からんじゃん。見当も付かん」


 俺の言葉にアイツは心底嫌な顔をする。


「え~~~っ。女に体重を聞くもんじゃ無いし。おしえ~ん」


 アイツは断固として応え無い。


「もも。お前の体重何キロ?」


「四十ちょっと」


 姉2号はすんなり応える。


「良いな~。軽くて~」


 ? 俺は首を傾げる。


「四十キロって軽いと?」


「軽いし、ねえ?」


 アイツは姉1号に同意を求める。姉1号はうんうんと頭を上下させる。


「じゃあ、いちごは何キロ?」


 姉1号に訊く。


「は? 何で応えんといかんと? セクハラだ。変態!」


 なっ…何? 体重を訊いただけで、変態だと…?


「セクハラ」


「変態」


「セクハラ」


「変態」


 女たちが嫌な言葉を連呼し始めた。何とかしなければっ。


「そう言えば計太郎、お前痩せすぎだからそのままデカく成ったら、ア〇ガールズの田中みたいになるぞ。太れよ」


 弟は、俺が昔ゴムまりの様に太っていたので、太るイコール見苦しいと思っているらしい。


「そうだよ。あんな風に成ったら気持ち悪いよ!!」


 よし!俺の話題からそれたな。小さくガッツポーズ。


 弟は食が細く偏食が物凄く多い。体重は“るいそう”と“普通”の境のライン上。夏休み前より夏休み明けの方が体重が減っている事がある。『ちゃんとご飯を食べさせていますか?』というプリントを貰って来る。


「ご飯を食べさせて無いみたいじゃん! ムカつく~」


 プリントを見てアイツは怒る。


「ご飯食べろ! ちゃんと食べろ!!」


 アイツはいつも弟に言う。弟はご飯は食べるには食べるが、おかずを食べ無い。いつも「おかずも食べろ!」と怒っている。


「お前があんな風に成ったら、一緒に歩かんけん!」


「あんなん成ったら、避けて通る!」


 姉1号2号も攻撃を始めた。




 あーーーー……ちょっと可哀想か? ……まっ、良いか!!










評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ