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腰痛

「ひゃっ」

 アイツは又、奇声を上げている。

「はうっ」

 英語ではありません。

「なう?」

 今と言う意味ではありません。


 何で食器を洗うだけで、奇声を上げるんだ!!


 アイツは、腰痛持ちだ。気を抜くと、突然腰が落ちそうに成るらしい。年に二度位は、腰痛で寝込んでいる。


 父いわく。

「重い物を持つ時は腰に力を入れるから痛め無いけど、軽い物を持つ時や無防備な時の方が、痛めやすいんだよ」

 だ、そうだ。


 そもそもアイツが腰痛を発症したのは、高校二年の時、学校で窓の外をボーーーーッと見ていたら突然身体がフワリと持ち上がり、気が付いたら腰の少し下の辺りに激痛が走り立ち上がれなく成ったらしい。


 何が起こったのか解ら無いでいると、三年の男子生徒がアハハハと、走って逃げて行ったそうな。

 プロレスの“尾てい骨割り”と言う技を掛けられたらしいのだ。

 それから、病院へ通う事に成った。

 今思えば

「訴えとけば良かった!!」

 とアイツは言うが、その当時は、そんな事思い付きもしなかったそうだ。


 腰痛で寝込んでいる時のアイツは、五月蝿い。


 寝返りを打つだけで

「ウォォォォォ」

 とか

「ウギャァァ」

 とか

「あいたたた……」

 など、叫んでいる。本当にうるさい。

 腰が痛いだけで他は元気なので、布団の中から叫び声が聞こえるのだ。


 つい最近も腰痛に成った。

 何と、弟が四十度の熱を出したのだ。


 アイツはその世話をせっせと焼いていたのだが、ぬるくなった氷枕を冷凍庫にしまおうとした時、今までに無い位の激痛が走り、落ちた。


 一時動け無い程だったが、弟を病院に連れて行かなければ成らない為、痛みを押して車を運転して行った。



 病院でも奇声を発したらしい。



 恥ずかしい奴め!







夫には


「腹筋 背筋を鍛えれば、腰痛に成りにくいよ」


と言われてます。



体操を続けたお陰で、大分 良く成った気がします。








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