筆者について
筆者は現在、ただの中高年非正規社員で、教育、学校、行政、心理学に関しては全くの素人である。独身で子供もいないため、学校や子供たちの現状に関しても、三十年前の経験による知識しか持ち合わせていない。本やネットによる多少の知識は、常識に毛が生えた程度のものであろう。
前作の『自己愛性ブラック』では、参考文献リストが百冊オーバーとなっているが、PVも伸びず、未だに経費すら回収出来ていないため、今作では、調査項目はなるべくネットで済ますつもりである。
よって内容に、想像や事実誤認、不明瞭な部分が多々みられるかもしれない。
そうした時は、さりげなく指摘して頂けるとありがたいと思う。
私も、自己愛性パーソナリティ障害ではないので、何も自分一人だけで『この国から、いじめをなくしてやる』などと息巻いている訳ではない。読者の皆さんの優れた見識やアイデアは大歓迎である。
冒頭でも指摘した通り、現在のいじめ対応は、個々の教員の熱意とスキル、そして創意工夫に負うところが大きい。文部科学省は、成功事例を紹介するといった消極的な関与に留まり、指導力を発揮しているとは言い難い。そのため、教員のスキルが及ばず、周囲のサポートも得られないといった状況では、いじめの認知すら困難になる。被害者にとっては不運では済まないだろう。
本作のプランが実現可能かどうかは別として、いじめ問題に対して、これまでにない角度から光を当て、議論が提起され、その解決に向けて一歩でも前進することが出来れば、成果としては十分ではないだろうか。
(ところで、プロトコルって使い方合ってる?)