プロローグ・御剣月兎の転生
湯水ふらめの水担当、mizuです。まあ名前そのままですね。小説書くのもキャラ考えるのも、好きだけど得意じゃないんで至らんとこのが多いですw
ボクのキャラがなぜ王子かというとuに「お前の前世は王子で、超絶イケメンだから隣国の王子に呪いをかけられて今に至る」みたいなこと言われたんでこうなりました。
前書きが長くなりましたが楽しんでいってくだされば嬉しいです。
国暦894年、永久に続くかと思われた戦乱の時代が幕を閉じた。その幕を降ろすのに一役買ったのが現在の国王、御剣みつるぎ星舞しょうぶだ。彼が統治するこの国では、今や大規模な争いなど無縁な平和な国へと姿を変えていた。
星舞の息子、月兎つきと(17)は今日も剣術の鍛錬に励んでいた。月兎は類稀たぐいまれな才能で、年に2回闘技場で開かれる国王主催の剣術の大会では、毎度優勝を果たしている。
「ここ数年は大会で勝ち続きだな。最近は隣国の王子がかなり強くなってきてるみたいだけど...」
鍛錬を終え、1人で呟きながら自室に戻る。
次の大会まであと数日、いくら優勝続きだからと言って気を抜いているわけにはいかない。
自室で、父から譲り受けた剣を撫でながら一言。
「父上、次も優勝を納めて見せます。」
父も母も多忙な為、まともに話ができるのは月に1か2度程だ。だから毎日この剣に意気込みを語っている。
語り終えて、不意に、物音。
防音設計になっているこの部屋で物音なんてと不思議に思ったが、あまり気にすることなく剣を置きベッドに横になる。目を閉じ、今日の鍛錬を振り返り、目を開け、驚愕。そこには隣国の王子と、その手に光るナイフが見えた。おそらく剣の腕の優劣による恨みだろうか。そんなことが頭を過よぎるも既に振り下ろされたそれを避けられるはずもなく、刃先が体に触れる。
その瞬間、暗転。
月兎、お前は強いが故に恨まれた。才能というのは時として罪なり
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