salut
年齢不詳。性別男。名前不詳。記憶不明。記憶が曖昧なせいで、右も左も分からない。けど、自分以外、そう、この世界が僕の住んでいた世界でないことくらい分かる。そんな中彷徨って、彷徨って、出会った先に見たのは紅蓮の龍。戸惑う僕に、その龍がお前は面白いって?こっちは記憶もあやふやで、何もかもがよく分からないのに、勝手なことを!短気は損気っていうし、僕自体そんな怒りっぽくはないけれど、その台詞は許すまじ!いつか、龍鍋作って煮込んでやる!龍に見知らぬ世界の都市に飛ばされながら、そんなことを思う僕。けれど、その先で僕に立ちはだかるのはお金の問題。ふざけないでよ、僕、一円も持ってないんだよ!?そんな中見つけたのは、優良生徒の授業料、生活保護がある、魔術学園だった。学園の生活の中記憶を取り戻す僕の存在理由とは?salut、そんな救いがあると信じる僕の物語。