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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

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美しき園

作者: あゆー
掲載日:2026/03/08

一人の少年は外に焦がれていた。

丈の合わない小さな服を着て、生傷の絶えない少年は、外の世界を夢見ていた。

(外に出れば、お家にいる化け物も追いかけてこられないのかな。そしたら僕は、きつくない服を着て、あったかいご飯を食べて、ふかふかの布団で眠れるのかな)

少年の家には、化け物が住んでいた。少年が気に入らないのか、事有るごとに暴力を振るい、罵声を浴びせる化け物が。

少年はその化け物に怯えていた。長い間ずっと、支配されていた。



或る日。化け物が家に帰ってこなくなった。

これは救いかと、少年は目を輝かせた。後のことなんて考えず、少年は衰弱しきった体で外へと出た。

「わぁ…。綺麗。綺麗、綺麗!」

少年の目に最初にとまったのは庭だった。

「お花が綺麗!」

花はすべて枯れ果てている。

「葉っぱ綺麗!」

地面はぐちゃぐちゃに成り果て、敷かれていた芝は見る影もない。

「わんちゃんだぁ!」

犬小屋であったであろうものに、なにかの肉塊が詰められている。丁度、肉塊は大人一人分の大きさをしていた。

「すごぉい!外って凄い!綺麗なものいっぱい!」

少年は無邪気に目を輝かせて笑う。

腐臭がする汚らしい庭で。

「お花のいい匂い!外に出られてよかったぁ」

嬉しそうに笑う。

庭は少年の楽園であった。

荒廃した地獄は、少年にとって天国であった。

こんにちは。もしくはこんばんは。あゆーです。

【美しき園】いかがだったでしょうか。

たまには偶には自分を出していこうかなと。好き嫌いは分かれますよねこういう系統って。私は好きです。

美園っていう地名を見た時、これはタイトルをこれで掌編を書けという天啓か?と思った記憶があります。そんな高尚な作品ではないんですけれど。

ではまた、次回の作品で会いましょう。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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