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cyber hunter  作者: M MAN
13/13

[後日]

「君たちはよくやってくれたよ。本当に。長年に及ぶグラズアームの被害をついに食い止めることができた。君たちはcyber hunterの中でも本当にトップ中のトップだ。」


 本部で事後の集まりをしている。ライル・クレイド・ラッチ・リーダー。

 全員には給料の1.5倍が入るそうだ。普通なら喜ぶだろう。だがライルはウェイドさんが話している間、終始顔の表情は暗く落ち込んでいた。


「特にライル君。君はグラズアームに負傷を負わせた。初任務なのに凄い活躍をしてくれたね。」

「...ありがとうございます。」


ライルは拳をぎゅっと握った。


「そうだ。言い忘れてたが今回多大な被害を受け市民にはもうバグの存在を知っている人が多い。そこで近頃バグの存在を公表することとする。」


「え...」

皆静まり返った。この情報社会。市民なんてすぐパニック状態となり秩序は更に危うくなるからだ。


「バグの存在を知らないと万が一遭遇した時の対処法などがわからないだろう。公表するしかないんだ。わかってくれ。」



 集まりが終わった後、ライルとラッチは一緒に着替えてた。


「ほえー。給料がっぽがっぽ。最高だな!ライル。大丈夫だ。気にするなよ。」


 ラッチがライルを励ました。


「...ありがとうな。ラッチ。もう大丈夫だ...」

「ん?ライル背中の傷...どうしたんだ?」


 ライルの背中にでっかい傷がある。


「ああ、これは昔母さん殺されたとき一緒に殺されそうになってね。ナイフで深く切り付けられたんだ。バーチャル殺人でね。」

「バーチャル殺人何てもう起きてないよな、結構昔に負ったんだなかわいそうに。」


 バーチャル殺人。バーチャリアリティーに昔ついていた機能、通話中に相手のところへワープできる機能。それを使い勝手にワープし殺す殺人方法。現在は機能は削除済みでバーチャル殺人を犯した人は必ず死刑となっている。


「あ、そうだライル。お前も来るか?飲み会。給料で行くんだ。皆くるぜ。」


「え...すんません僕そういうのちょっと...」


「ライル君。かわいい女来るぞ」


「いきます。」





(おぁぁあ!場のノリで言っちゃったけど本当に行くのかよ...)

 ライルは帰り道頭を抱えながら帰っていた。


「まあラッチいるし、せっかくだからな。えーと今日は余った食材で...どうしよ。炒飯喰うか。」


 ライルは鍵を開けさっそく料理し始めた。


「...バグの存在公表しちゃっていいんかなぁ。」


 ライルは料理しながら考えていた。


「パニック状態になってもあんま変わらないか。あはは」


 皿に盛りつけ終わった。


「まあいただきます。」


 炒飯を口にしたとたん様々なことが浮かんできた。


(...父...さん...)

その瞬間ライルは吐き出してしまった。


「うぇえ!おぇ、おぇ...」

 ライルの目には涙が浮かび上がってきた。


「くそう...くそぉう!うう...」


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「坊ちゃま...あなたの部屋に侵入者がございましたよ。」

 ハイブリッジ社の家。大雨のネオシティーを見ていたのはリーダーだ。




「...捕らえたのか?ジーザス。」

「はい。恐らく金銭目的かと。」

「その侵入者をこちらに連れて来い。」




 連れてこられたのは中年のボロボロの男だった。男は叫んだ。


「クソハイブリッジ社め...お前らのしてることすべて知ってるからな!俺のおやじを殺しやがって!」


 リーダーは呆れた顔で男を見た。


「はーあ。こういう馬鹿がいるからこの街は汚れてんだ。」


 リーダーは男の顎を触り、顔をあげさせた。


「いいかくそ中年爺。君は今から殺されるわけだが面白いことを教えてあげよう。」


 男は唾を飲み込んだ。


「この世には2つの人間に分かれている。一つは賢く・律儀に行動し生きる人だ。二つ目はその場に合わせて生きている人だ。君は1だ。」


 リーダーは立ち上がった。



「1の人間はちゃんと行動している。だがこの世には適応していない。すなわち死んだほうがましなんだよ。2の人間のほうが賢い。暴力をふるっている奴らがいたらそれに合わせ、セックスしている奴がいたらそれに合わせて。」




 リーダーはテーブルにあるナイフを持った。




「そして何より1の人間は殺したほうがましなんだよ。」



 そうしてナイフを男の腹に刺した。



「う!...お前はそんな生き方をしてあってると思うのか?!」



「ええ。だってこの街は素晴らしいところだと思う。それに対応できない古臭い馬鹿どもが悪い。ジーザス。ここで殺すな。汚い血で部屋があふれかえる。」

「わかりました。」



 男はジーザスに担がれ外へと連れ出された。その後大きな銃声が鳴り響いた。




「...この街に適応できないのが悪いんだ。一番下の奴らは嫌いだ。この素晴らしい街に汚物なんていらない。すべてが適応できる人間であふれかえる街を作ってくれよ。パパ。僕、ローラー・ハイブリッジの名を、この歴史に刻んでくれよ。」


-------------------------------------------------------------------------------------


「おお...おおお!」

 ライルは目をとても大きくしている。目の前にいるハンターたちが言った。


「ハードな飲み会へようこそー!」

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