5/27
つながれたこえ
金太郎は、まちのはずれをあるいていました。
ギルドにはいられず、村にももどれず、ただくまさんとあるいていました。
そのとき、さけび声が聞こえました。
「やめて!」「たすけて!」
金太郎は、かけよりました。
そこには、つながれた女の子が4人。
おおきな男が、ムチをふっていました。
「これは、うりものだ。さわるな」
「それ、いらない」
「なんだと!」
「おれ、つるぎ、ふるよ」
男はわらいました。
でも、金太郎はふりました。
「キンキンキンキン!」
男はふっとび、くるまはこわれました。
女の子たちは、ふるえていました。
金太郎は、つるをきりました。
「もう、つながなくていい」
「あなた…こわくないの?」
「おれ、ねこさがししたいだけ」
女の子たちは、なみだをながしました。
「わたしたち、ついていきます」
「えっ」
「あなたが、すきです」×4
くまさんは、つぶやきました。
「これ、またふえるやつだな…」




